ビジネスお役立ち資格集
 事務職系、営業・販売系、クリエイティブ系、スペシャリスト系、その他

各種ビジネスマナー集
 入門者から上級者まで

各種ビジネス文例集
 すぐに使える例文が150以上!

ビジネスキーワード集
 経営戦略、組織、人事、社会、経済など

リンクについて

●QuickTimeの基本設定について





ちず丸へGO!






 

 




 
講師紹介


内田裕子(うちだゆうこ)

玉川大学で演劇を専攻。卒業後、大和証券に入社。トレーダーとして、エクイティマーケットの第一線で現場を経験。その後、同社の社内TV放送「大和サテライト」のキャスターに抜擢され、広報部へ異動。マーケット情報番組や経営者との対談番組等へ多く出演する。その後、大和インベスターリレーションズで企業IRのコンサルティングを行う。
2000年、財部誠一事務所へ移籍。経済ジャーナリストとしての活動を始める。現在は単行本、雑誌、メルマガ等に精力的に寄稿しながら、TV、ラジオ、講演会でも活躍中。

【質問はこちらまで】


  ■第41回
「運用野郎」の横顔:村山甲三郎 その2
 
 
(2/12)

 そのベンチマークの何が気になったというのか。
「運用会社に入ったばかりのときは、なんの疑いもなくベンチマークを受け入れていました。しかしよく考えてみたら、それには無理があることに気がついたんです」
村山氏はその理由をこのように続ける。
「TOPIXに比べて勝ったか負けたかなんていう話は、あくまでも業者の都合なんです。ベンチマークという評価基準をつくることで運用会社同士の競争が生まれる。競争があればビジネスは拡大していく。結果的にベンチマークはファンドを売り込むための、業者に都合の良い道具でしかないということに気がついたのです。運用で大事なのはエンドユーザーの資産を増やすこと。ベンチマークという考え方はそれをまったく考慮していないということがわかったのです」
確かに運用会社にとってベンチマークの活用は便利だ。
 ファンドの運用がTOPIXに勝ったというのは、ある期間、相場に勝ったという印象を与える。上回った分はそのファンドで運用した「付加価値」として資産に乗っかって得をしたような錯覚が起きる。反対にファンドの運用成績が前期に比べて悪くなっても、「だってマーケットも悪かったから」といい訳もしやすい。
ベンチマークがあって都合が良いのは運用会社だけではない。証券会社にとってもいまやベンチマークはなくてはならないものだ。証券会社で販売するべきファンドを選ぶ際に、基準がないと良し悪しの判断ができない。これでは仕事にならないのだ。
「証券会社の最大の関心事はどれだけ手数料をもらうか。運用会社はベンチマークで勝てるかどうか。エンドユーザーが儲かって喜んでいるかというのとはまったく別問題になっているのです。残念ですが、そこが一致しないのが金融の世界なのです」
個人投資家にとっては、資産が確実に増えているかどうか、それこそが重要なのだ。

12345678101112

131415161718192021

バックナンバーへ


 



掲載の記事・写真・イラストなどの全てのコンテンツの無断複写・転載を禁じます。
Copyright 2006 Global-eye Co.,Ltd all rights reserved.