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講師紹介


内田裕子(うちだゆうこ)

玉川大学で演劇を専攻。卒業後、大和証券に入社。トレーダーとして、エクイティマーケットの第一線で現場を経験。その後、同社の社内TV放送「大和サテライト」のキャスターに抜擢され、広報部へ異動。マーケット情報番組や経営者との対談番組等へ多く出演する。その後、大和インベスターリレーションズで企業IRのコンサルティングを行う。
2000年、財部誠一事務所へ移籍。経済ジャーナリストとしての活動を始める。現在は単行本、雑誌、メルマガ等に精力的に寄稿しながら、TV、ラジオ、講演会でも活躍中。

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  ■第43回
「運用野郎」の横顔:渋澤 健 その2
 
 
(3/10)

 当時、ヘッジファンドのトップはスター的存在。しかもまったく世間に姿を見せないため、ウォール街では「雲の上の人」という扱われかただったという。
しかし、最近は、その頃とは少し様相が変わってきていると渋澤氏はいう。
「その頃に比べたら、ヘッジファンドは良くも悪くも庶民化していますね」 
庶民化というのはいったい何なのだろうか。
「とにかく数が増えました。さらに、ひとつひとつの規模が小さくなりました。昔のようにひとつのヘッジファンドがマーケットに大打撃を与えるということはもうないでしょう。そのかわりに、同タイプのヘッジファンドが同じような取引を一斉におこなったため、マーケットが大きく変動するという現象が頻繁に見られるようになりました」
米調査会社ヘッジファンドリサーチによると、ヘッジファンドは運用資産規模は1.2兆ドル。ファンド数が世界で9千といわれ、4年で倍増しているという。
 超富裕層の大口の資金だけを扱うヘッジファンドは、情報開示の義務がないため、その実態はわかりにくく、ミステリアスな存在だった。しかし、最近、機関投資家や一般個人投資家のお金がヘッジファンドに流れるようになった。ヘッジファンドが少しづつ身近な存在になってきているのだ。
 また、ヘッジファンド出戻り組というのが現れてきたそうだ。
「自分がたちあげたヘッジファンドの失敗がわかると、もとの金融機関にさっさと帰ってしまうんです。あっちの世界とこっち側の世界の間には、しっかりと線が引かれていて、気軽に行き来できるようなものではなかったのです」
こういった話もヘッジファンドの庶民化と繋がっているのかもしれない。

 

 

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