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講師紹介


内田裕子(うちだゆうこ)

玉川大学で演劇を専攻。卒業後、大和証券に入社。トレーダーとして、エクイティマーケットの第一線で現場を経験。その後、同社の社内TV放送「大和サテライト」のキャスターに抜擢され、広報部へ異動。マーケット情報番組や経営者との対談番組等へ多く出演する。その後、大和インベスターリレーションズで企業IRのコンサルティングを行う。
2000年、財部誠一事務所へ移籍。経済ジャーナリストとしての活動を始める。現在は単行本、雑誌、メルマガ等に精力的に寄稿しながら、TV、ラジオ、講演会でも活躍中。

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  ■第43回
「運用野郎」の横顔:渋澤 健 その2
 
 
(6/10)

 渋澤氏はコストについてはこのように言う。
「個人投資家にヘッジファンド等のオルタナティブ投資を勧めるとき、注意しているのはコストのこと。これを理解しないで投資をしている人がたくさんいます。表向きは信託報酬が1%となっていても、実はその裏でたくさんの手数料が取られているということに気がつかないでいる。これは注意が必要です」
手数料が高いファンドは、高い理由がある。手数料が安ければ良いファンド、高いければぼったくられているという判断は必ずしも正しくない。コストに対しては相対的なものでなく、得られるリターンに対して、個別に考えていかなければならないはずだ。
「かかるコストを納得すればいいのですが、凄いらしいよ、儲かるらしいよ、といって、高利回りの数字に飛びついている人が多い。それは、スポーツカーって凄く速いらしいよと言って喜んでいるのと同じです。いろいろなメーカーのモデルがあって、かなり馬力があって、ここまでスピードが出るけど、その分、燃料はこんなに食って、維持費がかかるよ、というところまで考えなければだめなのです」
 一般の個人投資家がヘッジファンドに投資するにはもう少し勉強が必要だが、本当に素晴らしいヘッジファンドマネージャーに出会えれば、投資対象としてはとても魅力的なもののように思われる。ただ、ひとつ問題なのは、そのファンドがサスティナブルかどうかの判断するのが難しいことだ。長期投資という目線で投資先を探すなら、カリスマファンドマネージャーが実質ひとりで運用の判断しているようなファンドだと、それはサスティナブルであるとはいい難くなる。
 ちなみにヘッジファンドではないが、さわかみファンドの運用責任者は、すでに澤上氏の長男にバトンタッチされていて、二十代の若いアナリストが脇をしっかり固めている。澤上氏は静かに監督をしているだけだ。
これは長期投資のファンドの理想的なかたちと言えるだろう。

 

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