(4/6)
●株の師匠を探していたら、澤上氏に出会った
その後、年金の運用をやりたいと思い、東京海上アセットマネジメント投信に転職した平山氏だが、新世紀からはチーフストラテジストとして、アセットアロケーションをしていくことになった。アセットアロケーションとは運用資金をさまざまな金融資産に配分する際に、何をどの比率で組み入れていけば最大の収益を生むのか計算し、実際に配分比率を決定する仕事。
そのような仕事をする中で、平山氏は株式の運用をやったことがなかった。
「次は株の師匠が必要だと思いました。探していたら、澤上さんがいたのです」
澤上氏との出会いは2001年。知人が澤上氏のところで勉強会をやるからと誘われたのがきっかけだった。
「話をしていたら、非常に勇気づけられましたし、澤上氏のまわりには多くの人が集まってきて、みんな楽しそうにしている。これはいいなと思いました。師匠に教わるのなら、一挙手、一頭足、極力近くにいたほうがよいと思って、インベストライフの編集委員を引き受けました」
そこから、インベストライフの編集会議、勉強会、セミナーと出来る限り参加した。
「インベストライフのセミナーにいくと、一番いい席で澤上氏の話が聞けるでしょ。個人投資家の質問にどう答えていくのか、真横で聞いていてすごく勉強になりました」
そうしているうちに、株式投資がなんとなくイメージできるようになってきた。
「簡単なことですが、株は大きく売られているときに安く買う。高くなったら売る。高いときに買ってはだめ。これだけの話なのです。それを教えてもらいました」
平山氏がそこまで熱心に澤上氏に教えを請うことにしたのは、澤上氏の人柄以上に、それまでの氏の経歴が非常に魅力的だったからである。
「澤上さんが富裕層のお金をずっと扱ってきたっていうのは大きかったですね。人類の資産運用の歴史を振りかえってみると、資産運用で勝ち続けてきた人達というのは、お金持ちしかいない。だから富裕層の資金運用にこそ勝ち続ける投資のノウハウがあると思いました。でも残念ながら、そういう人達にはなかなかアクセスできない。さて、どうしようかと考えていたら、澤上さんがいたのです」
第二の師匠となった澤上氏のそばで、株の勉強を始めた平山氏は長期投資の真髄に近づいていく。
1・2・3・4・5・6/7・8・9・10・11・12・13・14・15・16
バックナンバーへ
|