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講師紹介


内田裕子(うちだゆうこ)

玉川大学で演劇を専攻。卒業後、大和証券に入社。トレーダーとして、エクイティマーケットの第一線で現場を経験。その後、同社の社内TV放送「大和サテライト」のキャスターに抜擢され、広報部へ異動。マーケット情報番組や経営者との対談番組等へ多く出演する。その後、大和インベスターリレーションズで企業IRのコンサルティングを行う。
2000年、財部誠一事務所へ移籍。経済ジャーナリストとしての活動を始める。現在は単行本、雑誌、メルマガ等に精力的に寄稿しながら、TV、ラジオ、講演会でも活躍中。

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  ■第44回
「運用野郎」の横顔:平山賢一 その1
 
 
(5/6)

●お金持ちの投資方法はすべて「長期投資」だった
 富裕層の運用の仕方は日本の機関投資家にはなしえないものだった。
「澤上さんから世界中の資産家の話を聞きました。例えば、そうした富裕層は、数年前、日本株が売られていたときに、どんどん買っていた。安く買って、高く売る。これが基本なのですが、3月に買って5月に売る、そんなレベルではありません。10年前に買った株の利益がでていますから、そろそろ売りましょうか、彼らはこんな感じなのです。富裕層の運用の時間軸は長い。大きな波のなかでアセットアロケーションしていく考え方なのです。運用で唯一勝ち続けている富裕層は、超長期投資を実践していたのです」
 運用の成功者たちの動きを研究していくにつれ、やはりここでも教科書とはまったく違っていることがわかったという。
「アセットアロケーションにしても、運用の教科書には、リスク許容度に応じて、株や債券の比率を決め、一度決めたらその比率は維持するべきと書かれています。でも、富裕層の長期投資ではアセットアロケーションは固定したものではなく、ダイナミックに、柔軟に変えていくものだと教わりました」
 よく、リスク許容度を考えて投資をしましょうという話がある。たとえば若い人はリスクが取れるが、高齢者はリスクが取れない、こんな話がもっともらしく書いてある。
これはあきらかに間違いだ。
リスクはあくまでも個別で考えるもの。たとえば30歳の人はハイリスクの株の比率を高くする。高齢者はローリスクの債券で運用しましょう。しかし、これからインフレが起こったら債券の価値は下がっていく。これをローリスクといって高齢者にもたせておくのはあきらかに間違いなのだ。
「教科書には間違いがいっぱい書いてあるんです。澤上さんからは。アセットアロケーションは大きな経済のうねりの間で、柔軟に動かしてけばいいと教わりました。この考え方にとても共感しました」
 平山氏はここでもっと長期投資を学びたいと思った。


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