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講師紹介


内田裕子(うちだゆうこ)

玉川大学で演劇を専攻。卒業後、大和証券に入社。トレーダーとして、エクイティマーケットの第一線で現場を経験。その後、同社の社内TV放送「大和サテライト」のキャスターに抜擢され、広報部へ異動。マーケット情報番組や経営者との対談番組等へ多く出演する。その後、大和インベスターリレーションズで企業IRのコンサルティングを行う。
2000年、財部誠一事務所へ移籍。経済ジャーナリストとしての活動を始める。現在は単行本、雑誌、メルマガ等に精力的に寄稿しながら、TV、ラジオ、講演会でも活躍中。

【質問はこちらまで】


  ■第45回
「運用野郎」の横顔:平山賢一 その2
 
 
(10/10)

●今の日本経済を象徴する風景
 続けて、定番の質問その2だ。
平山氏は、今の日本経済を象徴する風景、といってどこを思い浮かべるのだろうか。
すると、子煩悩な平山氏らしい答えが返ってきた。
「子供の元気に遊んでいる風景、ですかね」と笑う。
「自分の子供は泥んこになったり、木によじ登ったりして、大騒ぎしながら遊びます。そういう風景は明るい日本の未来を象徴していると思います。反対にまずいなと思うのは、ゲーム機器を持って、放射状に地べたに寝ている子供。4、5人で黙ってゲームをしている。これは、まずいなと思いますね」
 子供は将来の日本の力だ。それが元気いっぱいであるというのは素晴らしいことだ。
 反対にゲームばかりで閉じこもってしまう子供を見ると、大変心配になる。
どちらにしても、最近、出生率があがったという話がある。泥んこになって遊ぶ元気な子供がもっともっと増えれば、国中がもっと元気になるのだと思う。

●個人投資家へメッセージ
「一緒にわくわくしましょう」と平山氏。
「僕の思う発想も、普通の人が思う発想も生活者という点で大きな差はない。まったく同じ目線で一緒に投資をしていきたいのです。生活者の中に投資のアイディアは沢山あるし、投資はその人の人生観でもあるので、なにが正しいということはありません。みんなで話をしたら、もっと投資のアイディアがでてきて、豊かになっていくと思うのです。ゲオルグ・ジンメルという社会学者が百年以上前に言っている言葉に、『成熟社会になると人は、繋がっているという部分に価値を感じるようになる』というのがあります。所有ではなくて、関係性で豊かさを感じるようになってくるというのです。ファンドは長期投資をする生活者が企業とつながる場所。そこに参加することで豊かさを感じることができる。このようなつながりというものが、僕はすごく大事だと思っているのです」
 そして、最後に、これからのキーワードをこのようにまとめてくれた。日本において重要なのは、「モノからコト」「つながり」。グローバルで重要なのは「カネからモノ」。
「このふたつをわけて、考えていくのが大事かな、と思っています」
最後まで、優しい語り口調で、ゆっくりと説明してくれた平山氏であった。

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