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さらに平山氏は続ける。
「日本でたくさんのファンドが運用されていますが、自分で運用しているファンドを購入しているファンドマネージャーが、ほとんどいないことに気がつきました。これはやはりおかしいですよね。だから、僕は自分が買いたいファンドをつくりたいのです。製造者責任ではありませんが、設定時には自分も購入するわけです」
そうして、会社員として理想のファンドをつくることに決めたのだ。
「長期投資の世界は次のフェーズに入っていると思うのです。次のフェーズは現実社会との融合。すなわち、既存勢力との融合ということです、マジョリティである“身近な金融機関”と、マイノリティである“素晴らしい長期投資”。ふたつのコンセプトが融合していく。そういう時代に入ってきているのです」
インベストライフで、いくら良いこと、正しいことを訴えても、草の根運動では、そこにやって来る一部の個人投資家しか幸せにはできない。これまでの運用野郎が「縁」がなければしかたがないですね、と半ばあきらめていたのはそういうことだと思う。しかし、平山氏は、正しいけれどもマイナーな長期投資の考え方を、もっと広く伝えるためには生活者に身近な金融機関と組まなければ限界がある、とそう考えているように思う。
そのような方向に時代が向いているのなら、多くの生活者に接することのできる金融機関にいるほうが、自分の理想は実現しやすい、平山氏はそう考えたのだ。
「これもひとつの手です。さわかみファンドがカバーできない部分。そこをブレークスルーするためには、発想を変えて、これまでとまったく違った枠でやらないとだめだと思うのです」
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