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講師紹介


内田裕子(うちだゆうこ)

玉川大学で演劇を専攻。卒業後、大和証券に入社。トレーダーとして、エクイティマーケットの第一線で現場を経験。その後、同社の社内TV放送「大和サテライト」のキャスターに抜擢され、広報部へ異動。マーケット情報番組や経営者との対談番組等へ多く出演する。その後、大和インベスターリレーションズで企業IRのコンサルティングを行う。
2000年、財部誠一事務所へ移籍。経済ジャーナリストとしての活動を始める。現在は単行本、雑誌、メルマガ等に精力的に寄稿しながら、TV、ラジオ、講演会でも活躍中。

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  ■第45回
「運用野郎」の横顔:平山賢一 その2
 
 
(5/10)

●ファンドのコンセプトは「今」と「将来」
 ここで気になってくるのは、さわかみファンドがカバーできない部分、というところだ。いったいそれは何なのか。それをカバーする、平山氏の理想とするファンドとは、いったいどのようなコンセプトなのか。
 平山氏は教えてくれた。
「今、空間の間の差異がなくなっているのです。それでは儲からないのです」と平山氏。
 間について、詳しく教えてもらった。 
「付加価値っていうのは、二つの間の違いから生まれてくるのだと思うのです。AとBの間の違いが価値を生む。そしてそのAとBを結びつけるから、新しい考え方が生まれる。たとえば製造業。労働コストの高いA地点の国が、労働コストが安いB地点に工場を持っていく。B地点で安くつくってA地点に逆輸入し高く販売する。これが儲かる仕組みでした。AとBの労働コストの違いが新たな価値を生んだわけです。金融のグローバル化も同じことが言えます。先進国Aと新興国Bの間には、金利差や収益率格差がありましたが、もう世界中ありとあらゆるところにお金が浸透してしまったから、この格差が限りなく近づいてしまったのです。これまでグローバル投資に一切興味を示さなかったアメリカ人が、今は、エマージング市場に資産の15%程度も投資しているという統計データもあるほどです。一説にはインドの株式時価総額の多くをもっているのは日本人です。もう空間の差がなくなりつつあるのです」


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