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講師紹介


内田裕子(うちだゆうこ)

玉川大学で演劇を専攻。卒業後、大和証券に入社。トレーダーとして、エクイティマーケットの第一線で現場を経験。その後、同社の社内TV放送「大和サテライト」のキャスターに抜擢され、広報部へ異動。マーケット情報番組や経営者との対談番組等へ多く出演する。その後、大和インベスターリレーションズで企業IRのコンサルティングを行う。
2000年、財部誠一事務所へ移籍。経済ジャーナリストとしての活動を始める。現在は単行本、雑誌、メルマガ等に精力的に寄稿しながら、TV、ラジオ、講演会でも活躍中。

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  ■第48回
「運用野郎」の横顔:速水 禎  その1
 
 
(5/8)

 そうして速水氏が運用することになったのが、社会貢献ファンド「あすのはね」だった。現在、純資産残高は約45億円。世の中のためになる会社を発掘しては投資をする、そのような毎日だ。また、このファンドは信託報酬の一部を社会的課題に取り組む団体に寄付している。非常に個性的なファンドだ。
 こういうファンドは投資家の問題意識も精神性も高いはずだ。その厳しい投資家たちが運用方針に共感し、信頼して財産を託してくれている。その期待にこたえ続ける仕事というのは、当然、楽しいだけの仕事ではないはずだ。
「自分は今、とても自由な立場にいますが、その分、自分に対する規律はきびしくなっていると思います。投資をする企業選びも、その時の気分や思いつきでやっていたのでは長期投資は実現しません。このファンドでは、かなり厳密なプロセスを作って、投資するかどうか意思決定をしています。それは、なぜ成功したのか。失敗したときはどこでつまずいたのか。見落としていたことがなにか。すべての理由を明らかにするためです」
売買にちゃんとした動機付けをすることで、成功の再現性の確率を高めていく。
「それがプロの仕事です」と、速水氏は強く言い切る。
自分のファンドの中身についてはすべて投資家に説明できる。そのためには、自分に対する規範というものをしっかり持っていなければいけないと、速水氏は考えているのだ。


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