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講師紹介


内田裕子(うちだゆうこ)

玉川大学で演劇を専攻。卒業後、大和証券に入社。トレーダーとして、エクイティマーケットの第一線で現場を経験。その後、同社の社内TV放送「大和サテライト」のキャスターに抜擢され、広報部へ異動。マーケット情報番組や経営者との対談番組等へ多く出演する。その後、大和インベスターリレーションズで企業IRのコンサルティングを行う。
2000年、財部誠一事務所へ移籍。経済ジャーナリストとしての活動を始める。現在は単行本、雑誌、メルマガ等に精力的に寄稿しながら、TV、ラジオ、講演会でも活躍中。

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  ■第50回
「運用野郎」の横顔:菱川精記  その1
 
 
(5/8)

●日本株、昔と今
 菱川氏は70年代後半から、米国の投資家に日本株を売るという仕事をしていた。しかし、日本株を売るのは簡単ではなかったと振り返る。
 その当時、日本の証券会社は大きな投資テーマを営業本部が決めて営業マンが一斉に売り歩くというスタイルが主流だったが、そんなことはアメリカではありえなかった。
「米国ではすでに科学的な証券分析に基づく証券営業が確立しており、日本とはかなりのギャップがありました。そこを埋めていくのが一番苦労しました」
日本の株式市場の構造そのものに、米国は疑問をいだいていたという。
「当時日本株はPER25倍ほどでしたが、米国の常識では25倍は極端に割高と映りました。その一方で、経済成長率もさほど高くない。配当利回りも低かった。株の持ち合いが進んでいるから、日本株は浮動株が少ないために値上がりしやすいとか、含み資産があるからとか、終身雇用で社員が会社を辞めないからとか、いかにも日本的な特殊な理由で、割高な株価水準に評価されていました」
 ところがバブル崩壊で状況が一変した。株の持ち合い解消が株暴落に拍車をかけるかたいで、日本株神話が崩れていった。
「最近ではPERもアメリカと変わらなくなってきました。今、アメリカは17倍、日本は20倍くらいです。配当利回りも少し上がってきた。30年かかって、日本株の株価形成もグローバル化してきたと思いますね」
 しかし、まだまだ課題はあるという。それは企業と株主の関係だと菱川氏は言う。

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