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講師紹介


内田裕子(うちだゆうこ)

玉川大学で演劇を専攻。卒業後、大和証券に入社。トレーダーとして、エクイティマーケットの第一線で現場を経験。その後、同社の社内TV放送「大和サテライト」のキャスターに抜擢され、広報部へ異動。マーケット情報番組や経営者との対談番組等へ多く出演する。その後、大和インベスターリレーションズで企業IRのコンサルティングを行う。
2000年、財部誠一事務所へ移籍。経済ジャーナリストとしての活動を始める。現在は単行本、雑誌、メルマガ等に精力的に寄稿しながら、TV、ラジオ、講演会でも活躍中。

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  ■第51回
「運用野郎」の横顔:菱川精記 その2
 
 
(3/8)

 自分だけのポートフォリオをつくる。
それには客観的に、謙虚に、自分の人生のイメージを持つことが必要になってくる。自分自身の思い込みで、無計画に身の丈に合っていない投資や高額な買いものをすると、思わぬ借金を背負い身動きが取れなくなる。
例えば、スポーツ選手や芸能人は負債を背負う人が多いという。その理由を菱川氏は教えてくれた。
「若いうちに大金を稼ぐ人は、そのお金がずっと続くものだと錯覚してしまう傾向があります。ライフプランが十分に出来ていないのです。スポーツ選手や芸能人は現役で稼げる期間が短く、引退後にコーチや監督になれればいいのですが、多くの人はそうなりません。そこを考えておかなければいけません」
 自分の人生を長期的、客観的に判断する。これはなかなか難しい。人間は未来を楽観しすぎたり、悲観しすぎたりする。人生を見通すのは普通の人でも難しいのに、ましてやスポーツ選手や芸能人などが、人気絶頂の中にいるときに、自分がダメになってしまう時のことを冷静に考え、それに備えるなどというのは至難の技だろう。
そこで、菱川氏はもっとコンサルタントとか、FPの活用を提案する。
「自分のことはなかなかわからないのですから、自分ですべてを決めないほうがいいと思います。アメリカでは少し悩みがあると、コンサルタントや精神科の医師に相談する。これはポピュラーな行動になっています。日本でもCFPがそういう役割を果たしていけばいいのですが、これは、もう少し時間がかかりそうですね」
 人生は日々変化する。いくら将来を考えたとしても、現実が予想した通りにいくことなどはまずない。自分が勤めている会社が倒産したり、子供の教育費が予想以上に高かったり、家族が思わぬ病気になってしまったり。災害に出くわしたり。状況の変化に合わせて、ライフプランも柔軟に変更していくことも考えておかなければならない。
これはなかなか難度が高いことに思える。
 安心したくても、なかなか安心できない。いくら考えても、これでもう大丈夫ということはないのだ。貯蓄から投資へという掛け声のもと、日本人の資産運用の形態が静かに、大きく変化しているが、これからますます増えていくと予想されるお金の悩みを解決し、的確なアドバイスをしてくれる人材が不足しているというのはなんとも心細いものだ。
「それはこれからの日本の課題でしょうね」と、菱川氏。
そういった役割をぜひとも、インベストライフに担っていただきたいものだ。

 

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