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●30年開かない箱にはインデックスファンド
自分の一番大切な人に残す金融商品を、30年開かない箱の中に入るとしたら、あなたは何を入れますか、という運用野郎シリーズ、定番の質問。
菱川氏は日本株のインデックスファンドと答えてくれた。
「私は日本株のインデックスファンドがいいと思います。日本は今後も成長するし、日本企業も成長するということです。TOPIXよりも、日経225のほうがいいと思います。TOPIXは一部上場企業全銘柄に対応しているので、だめな会社も入っています。これでは焦点がぼけてしまいますから、日経225のファンドのほうがいいでしょう」
●日本経済を象徴する風景
「自分のオフィスから、丸の内のビル街を眺めていると、日本は変わったなと思います。これはいい意味です。新しいビルがどんどんできていて、まだまだポテンシャルはあるなと感じます。やはり首都が栄えないといけません。そういう意味では私は日本に期待感があります。日本は一般的にダメだダメだといわれているけれど、まだまだ大丈夫かなと感じます」
日本には評価されるべき、価値のあるものがたくさんあると、菱川氏はいう。
「例えば、松坂選手。アメリカは彼に100億円出すわけです。それくらい価値があるということです。そういうものが日本にはまだたくさんあるのに、ポテンシャルが顕在化されていないだけだと思います。それと同じように日本人は日本の株式を正当に評価できないのでしょう」
また、全日空ホテルの売却も今の日本を象徴しているという。
「全日空はホテルチェーンを大方のアナリストの予想のほぼ倍の値段である、2800億円でモルガンスタンレーに売却できました。 モルガンはそれくらい価値があると判断したのです。歴史的に見ても開国時には叩き売りが起こります。例えば、浮世絵などがいい例です。明治維新のとき、良い浮世絵が売りに出され、みんな外国人が買っていきました。今も同じことが起こっています。日本は不動産やゴルフ場、温泉とか、株、みんな叩き売りをしている。買っているのはみんな外国人です」
価値あるものをきちんと見極める。今も昔も日本人はそういうことが苦手のようだ。モノをこしらえるのは得意だが、出来たものを評価したり、それを売ったり買ったりするのはからきしダメ。他の国にはない独特の文化が日本にはある。
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