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この調子で行けば、化石燃料は21世紀中にはなくなる。化石燃料が無くなるのが早いか、温室効果ガスが地球上を覆って、大規模な気象変動が起こるのが先か、そういう心配があると伊藤氏。
「先進国は助かるかもしれないけれど、それこそ、貧しい国は対処のしようがない。今だって、南太平洋で水没している国がある。今、世界全体の中で日本はどういう成長を選択するのか。世界中の人たちがよりよく暮らすのには、どうあるべきなのか、日本は真剣に考える責任があると思います」
もっと、広い視野、長い時間軸、高い立場で日本の未来を考えていかなければいけないのだ。
「もう、目先のリターンに飛びついている場合ではないと思います」
伊藤氏は団塊の世代の人たちに注文をつける。
「団塊の世代は、リタイアして好きなことをやれる時期に、地球環境が大きな社会問題になってきます。そこを考えなければいけません。どんな投資が好ましいのか。単純成長論は通用しなくなると思います。持続可能な社会を実現するにはどうしたらいいのか。そういう本質的な問題意識をもって投資も考えなければいけなくなってくると思います」
理念に基づき、豊かさや幸福の価値観をしっかりと持ったうえで、投資行動がそれに矛盾しないようにしなければならないのだ。
次回は伊藤氏にお金の価値、長期投資の本質、そしてSRIとは何か、を伺う。
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