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講師紹介


内田裕子(うちだゆうこ)

玉川大学で演劇を専攻。卒業後、大和証券に入社。トレーダーとして、エクイティマーケットの第一線で現場を経験。その後、同社の社内TV放送「大和サテライト」のキャスターに抜擢され、広報部へ異動。マーケット情報番組や経営者との対談番組等へ多く出演する。その後、大和インベスターリレーションズで企業IRのコンサルティングを行う。
2000年、財部誠一事務所へ移籍。経済ジャーナリストとしての活動を始める。現在は単行本、雑誌、メルマガ等に精力的に寄稿しながら、TV、ラジオ、講演会でも活躍中。

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  ■第52回
「運用野郎」の横顔:伊藤宏一 その1
 
 

(9/11)

●投資家がギラギラするのは仕方がない
 今、エマージング市場は大活況だ。どの経済紙、投資雑誌も、中国、インドの投資信託の記事が踊る。新興国に投資をした人は、今、たしかに儲かっている。しかし、この現象をインベストライフではどのように捉えているのか。
「インベストライフ以外の投資雑誌はみんな「金儲け」の情報です。今のマネー雑誌のエマージングファンドのあおり方は凄いですね」
 伊藤氏はその様子を複雑な表情で語る。
「今、エマージングのファンドを売っている運用会社の社長さんは、意気軒昂です。先進国、成熟国は日陰者という扱いです。エマージング諸国は昔と比べると外貨準備もちゃんとしているから通貨危機のリスクも低い。これだけリターンがあるから、やるべきでしょうと。強気だ」
 そういう情報が周りで踊っていると、個人投資家がギラギラしてくるのは仕方がないが、いままで郵便局の定期貯金しか経験のなかった人が、満期がきていきなりインド株投信に全額突っ込むという極端な投資行動に対しては、大変問題であると伊藤氏はアドバイスする。
「コアサテライトという考え方を忘れないで欲しいと思います。運用にまわすお金の7,8割は安心感のある投資に向けて、残りの2、3割でギラギラすればいいのだと思います。ところが今は、投資っていうと、すべてギラギラしてしまう。この構造は全然だめですね」
 冷静な投資行動をするには、どうやっても長期的視野というものが必要になってくる。
今だけの利益ばかりを追いかけると、バランスを欠いた投資行動を行ってしまうのだろう。

 

 

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