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SRIファンドというのは、理念は素晴らしいが儲からない、というのがこれまでの定説だ。もちろん、SRIファンドを買っている投資家もこれで儲けようなどとは思っていなかった。しかし、最近はそれも変わってきていると伊藤氏は言う。
「TOPIXの3年のリターンは15、6%くらい。最近は22%くらいのSRIファンドもあります。これまでSRIファンドは大型株が大半になってしまうので、TOPIXと同じ動きをしてきましたが、最近は中型株や割安な銘柄を選んで運用していたり、ずいぶん多様化してきました」
前回ご登場いただいた速水さんの運用するファンド「あすのはね」も社会貢献ファンドだが、伊藤さんはこう評価する。
「堀場製作所、芝浦電子などが組み入れ比率の上位に来るというのは素敵だと僕は思います。普通のSRIファンドは上位に自動車、製鉄、場合によっては、金融も入ってくる。なぜ金融なのか、と疑問に思いますが、そういうファンドが多い中、速水さんのファンドは明確な理念にもとづいて運用されているということですね」
エコファンドや社会貢献ファンドはいくつもあるが、やはりファンドマネージャーの考え方で、投資対象がかなり違う。、実際に購入する際には組み入れられている会社を確認したほうがよさそうだ。
「オファリングのお金の使い道として、エコバッグを持ったり、スローライフを実践したり、SRIファンドに投資をするのはよい形です。また、これらは環境と投資が結合している形ですが、この2つをリンクさせるというのが重要なのだと思います。自分も環境を守る消費をするから、企業も環境に良い活動をしてねと。そうなると広がりがでると思います」
自分のお金が世の中の役に立っているかどうか、常に考えて生活をする。近い未来はSRIが特別なことではなく、当たりまえの消費行動となっていけば、地球の環境も少しは改善していくに違いない。
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