(6/9)
●長期投資とはなにか
伊藤氏にとって「長期投資」とはなにか。
「人生の全部を幸せにする投資です」
それは、人生のある一時期だけ良い思いをするということではなくて、その人の人生、全体が幸福であるようにする、それを前提とした投資のスタイルだという。
「それが僕にとっての長期投資ということです」
伊藤氏が考える長期投資は、まず「ライフプラン」があって、それを実現していくためにどういう投資が必要か、それに見合った行動を起こしていくことだ。
「まず、長期的な自分の人生のヴィジョンを持つことです。それがないと、今がよければいい、ということになってしまいます。それではダメです。人生には独身時代があり、社会に出て結婚し住宅を持つ、そして老後の生活、と続いていきます。人生をファーストエイジ、セカンドエイジ、サードエイジと大きく3つに分けて考えて、それぞれのステージで、自分が満足する生活を送るためにはどうしたら良いか、投資方法を考えていくのです」
これまでの日本は人生の面倒を会社や国が見てくれた。しかし、その時代は終わり、これからは自分の人生は自分で管理しなければならないのだ。
「高度成長のときは、住宅を買えば転勤のたびに値上がりしていた。教育資金もつぎ込んだ分、大手企業に入ればリターンがあった。老後の生活は、退職金と企業年金、公的年金があれば十分でした」
住宅資金、教育資金、老後資金、人生に必要なこの大きな3つのお金をどう捻出していくのか。これからは長期的視野を持って、自分で考えていかなければならないのだ。
1・2・3・4・5・6・7・8・9・10・11/12
ー13・14・15・16・17・18・19・20
バックナンバーへ
|