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講師紹介


内田裕子(うちだゆうこ)

玉川大学で演劇を専攻。卒業後、大和証券に入社。トレーダーとして、エクイティマーケットの第一線で現場を経験。その後、同社の社内TV放送「大和サテライト」のキャスターに抜擢され、広報部へ異動。マーケット情報番組や経営者との対談番組等へ多く出演する。その後、大和インベスターリレーションズで企業IRのコンサルティングを行う。
2000年、財部誠一事務所へ移籍。経済ジャーナリストとしての活動を始める。現在は単行本、雑誌、メルマガ等に精力的に寄稿しながら、TV、ラジオ、講演会でも活躍中。

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  ■第53回
「運用野郎」の横顔:伊藤宏一 その2
 
 

(8/9)

●定番の30年の箱
「お金は価値そのものではありませんので、僕は価値のあるものを残したい。僕にとって価値あるものは音楽。一曲上げるとするなら、フォーレのレクイエムですね。フランスのコルボという人が指揮をした素晴らしいものがあります。レクイエムといっても、荘厳な鎮魂歌ではなくて、幸福感に満ち足りているいい曲です。その曲を大切な人に残したいですね」
 そこに金融商品を付け加えるのなら、何にするか。と聞いた
「今はまだないけれど、本物のサスティナブル・インデックス・ファンドですかね」という。
「僕は企業年金で広く取り入れられ、米国では個人の資産運用手法としても注目され、日本では岡本さんが強調しているコア・サテライトの考え方は非常にいいと思っているんです。8、9割はインデックスファンドで、あと2割はサテライトでリスクをとる」
でも、引っかかるところがあるのだと言う。
「コアの部分のインデックス運用ですが、僕はいやな企業には投資したくないのです。でもTOPIXには全銘柄が入っている。全部は応援したくないのです。一般的な世界株インデックスを見ると米国株が6割程になっています。出来ることなら、自分が共感できるインデックスで運用するのが本当の理想的だと思います。だからこそ私は、良質なサスティナビリティインデックスをつくってもらいたいと思っているのです」
 伊藤氏が共感するような、理想的なインデックスはなぜまだないのだろう。
「海外ではダウ・ジョーンズがサスティナブルインデックスを持っているし、ベルギー、イギリスにも良いインデックスがあるんですけど、それに連動するファンドがない。まあ、儲からないのでしょうね。でも儲からなくても、是非つくってほしいと思いますね。運用会社もインドや中国のファンドやっているよりもよっぽど気分がいいと思うのですが」
と、伊藤氏は苦笑いする。

 

 

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