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●日本経済を象徴する風景
「エコバックです。レジ袋一枚使わないことで、61グラムに相当する二酸化炭素をださないですむと言われています。これは普通乗用車を5分間アイドリングして出した二酸化炭素と同じ量です。エコバッグは今の日本経済を象徴していると思います」
環境省が行った今年3月、3000人の消費者にアンケートをした結果、レジ袋はもらわないと答えた消費者はまだ12%程度だった。しかし、マイバッグを持っていると答えた人は60%いる。照れくさいのか、やはりゴミ袋代わりにまだレジ袋が必要なのか、なかなか使い出すタイミングを見つけられないでいるようだ。
「先にエコバックを出しておいて、これに入れてくださいというのですが、まだダメですよね。店側の対応もまだまだのように感じます。でも、日常の行動から、徐々に個人の経済に対する意識の変化を作っていけばいいと思います。エコバックは主婦だけじゃなくて、ビジネスマンもさっと出してレジ袋を拒否する。ああかっこいい、と思われる。そういう感じになるのが理想ですね」
しかし、大人の男性がエコバッグを自分で買うのは、気持ちは大いにあっても、コンビニのレジの横にある募金箱にお金を入れるのと同じように、なかなか照れくさくてできないものだ。
素敵なエコバッグを家族や恋人、会社の上司にプレゼントするのもいいかもしれない。
●個人投資家へのメッセージ
「足ることを知る」ですね。
日本人一人の消費生活は国際的にみてやっぱり無駄が多いと、伊藤氏。
「例えば、千利休と豊臣秀吉。豊臣秀吉は、大きいことはいいことだと、ぎらぎらしていた人。千利休はまったく逆。小さい四畳半の茶室の中に侘び寂びを感じ、そこに究極の美を見出している。千利休的な気持ちを持つことが必要です。そういう気持ちで投資をすれば、間違いないのではないでしょうか」
今は年率30%で回っているファンドの話がいっぱい聞こえてくる。そうすると投資家はどうしてもギラギラしてくる。
「ライフプランを考えた上で6%程度でまわっていれば、自分の生活は幸福に向かって進んでいると認識ができていれば、30%なんてぜんぜんいらない。そういうゆるぎない自分のモノサシを持っていることが大事です。自分の基準を持っていなければ意味もなく上に行きたがる。欲望を追求しすぎると、ろくな事はないですよ」
伊藤氏は厳しくも優しい目線を投資家に投げかけ続ける。(終わり)
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