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講師紹介


内田裕子(うちだゆうこ)

玉川大学で演劇を専攻。卒業後、大和証券に入社。トレーダーとして、エクイティマーケットの第一線で現場を経験。その後、同社の社内TV放送「大和サテライト」のキャスターに抜擢され、広報部へ異動。マーケット情報番組や経営者との対談番組等へ多く出演する。その後、大和インベスターリレーションズで企業IRのコンサルティングを行う。
2000年、財部誠一事務所へ移籍。経済ジャーナリストとしての活動を始める。現在は単行本、雑誌、メルマガ等に精力的に寄稿しながら、TV、ラジオ、講演会でも活躍中。

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  ■第54回
最終回 3年半の連載を振り返って
 
 

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 このサイトで連載を始めて3年と5ヶ月がたった。
振り返ってみると、この間に日本は大きな転換点を迎えて新しい時代に入ったことがわかる。
自分は3年半で何を伝えたかったのだろうか。
考えれば考えるほど、自分の思考はたったひとつのところに集約される。

 日本という国の再評価。

 しかし、それを意図して書いていたわけではなく、結果的にそうなっていたということだ。
それは海外取材の経験が大きかったと感じる。連載中にさまざまな国へ出かける機会を得た。そして、他の国の文化や生活、歴史に触れるたびに、私は自分が日本人であることを強く意識するようになっていった。

 ここ数年、日本人は日本をダメだと言い続けた。

 確かに日本は解決するべき問題が山積みだ。しかし、海の向こうから日本を眺めてみると、日本が抱えている問題が些細なものに思えてくる。

 宗教、差別、治安、貧困。

 海外では人間の尊厳を踏みにじるような状況が平然と放置されていたりする。その国の長い歴史の中で生まれてきた歪み。その土地にぴったりと張り付いてしまっている根深い問題を目の当たりにすると、それらが修正されるのは簡単なことではないことが容易に想像できる。
 その国が抱える苦悩を理解しようとすると同時に、自分はなんとまともな国に生まれたのだろうと、異国の地で東京を想った。

 人が人として生きられる社会。

 インドやブラジルにあるスラムを見ながら、自分がここに生まれていても不思議ではなかったはずだ、などと思った。そして、ここに住む人たちはこの宿命をどのように受け止めているのだろうか。そんなことを考えながら取材をしてきた。

 

 

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