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日本は本当に豊かだ。
それは、ただ経済的に豊かだということではない。世界各国で日本食を食べるたびに思った。日本人がつくる日本料理の繊細さを再現できている国はどこにもなかった。
世界各国の工場も見て回った。しかし、日本のモノづくりに共通する魂を見つけることはできなかった。
日本人の持っている能力は実はもの凄いものなのではないか。そう強く感じる場面に何度も遭遇した。それはいったいどこから生まれてくるのだろう。この風土だろうか。
日本の四季。その折々の変化の中で、日本人は丹念に工夫を重ねながら、長い歴史を刻んできた。その時間の積み重ねの中で、日本人の豊かで繊細な精神が、かたち作られてきたのではないだろうか。
遠くに行けば行くほど、小さくて繊細な国である日本を、そしてそこにこぢんまりと住む人たちをいとおしく思った。
日本人が当たり前だと思っていることが、実はものすごく価値があるということ。そういった日本の良質な部分が日本人自身に正しく認識されているとは思えなかった。
私が伝えたかったことは、そういうことだったように思える。うまく伝えることができたかどうかは別にして。
長い間未熟な私の文章にお付き合いいただきありがとうございました。3年間毎週書くという貴重な経験を与えて下さった、ビジネス道場編集部の仁平氏に感謝し、ここに筆をおくことにする。
※長く連載をしてまいりました運用野郎シリーズをまとめて単行本にすることになりました。地に足をつけた長期投資の本です。個人投資家が幸せになるためにはどうしたらよいのか。その答えを皆さんに知っていただこうという本です。年末には出来上がる予定です。
その際には是非、宜しくお願いします。
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