1.キャラクター、キャラクタービジネスとは
「キャラクター(Character)」とは、もともとは特徴、性質、性格、人格、物語の登場人物、あるいは文字や符号、記号などを意味する言葉です。現在日本では、新聞や雑誌、テレビや映画などのメディアに登場する、人や擬人化された動・植物、ロボット、絵本や童話の主人公などの総称として多く使われています。
「キャラクター」がこうした言葉として定着したのは、1950年代以降と言われています。米国でディズニーの「ミッキーマウス」などのアニメーション映画がヒットしその主人公が様々な商品に使われるようになりましたが、この商品化にあたって主人公が「Fanciful
Characters(空想の登場人物)」と呼ばれ、これが日本に渡る際に訳語のないまま「キャラクター」として定着したようです。
「キャラクタービジネス」とは、(1)キャラクターを生み出す各種の基本的な媒体に関わるビジネス(雑誌の売上や映画興行、テレビ放映権料など)、(2)キャラクターをライセンス(License=免許、許可、認可証)を受けて商品化や広告販促などに使用するライセンスビジネス(知的財産権等のライセンスにより成立するビジネス)、を指します。しかしこの範囲についての明確な定義はなく、(2)の「キャラクターライセンスビジネス」を「キャラクタービジネス」ととらえる場合が多くなっています。
2.キャラクターライセンスビジネスの流れ
キャラクターライセンスビジネスでは、まずキャラクターを活用しようとする事業自体のコンセプトを明確にし、それに基づいたキャラクターを探索、選択します。次に権利保有者、使用の可能性、企業との契約事項を確認し、許諾を受けて活用することになります。具体的な契約内容、支払条件等は、その活用領域や活用方法によって多様ですが、商品化の場合にはロイヤリティ(価格×使用料率×製造数量
で計算される)契約、広告販促での使用の場合には年間契約の場合が多いようです。
3.キャラクタービジネスの動向
キャラクタービジネスは、従来は子供向けの一過性のビジネスが多かったのですが、現在ではライセンサー(権利の保有者)が中心となってライセンシー(権利の使用者)と共同でキャラクターを育成し、関連商品を開発してロングセラーを目指すといった動きも活発化しています。
市場規模は、2000年度のキャラクターライセンスビジネス市場で1兆6800億円、キャラクタービジネス全体では4兆円規模になると推定されています。その内容については、メディアの多様化、国際化などの進展により高度化、複雑化が進んでいます。
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