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講師紹介


長田イク子
(おさだいくこ)

196●年生まれのO型、青森県出身。何事も体当たりでチャレンジする熱血FP(ファイナンシャルプランナー)。FPになる前は放送作家という彼女が、結婚を機に、住宅ローン、夫の生命保険の見直しを進めるうちに、お金のことに目覚め、FPの資格を取得したという異色の経歴を持つ。「若い女性の目線で経済を語りたい!女性の財布を守りたい!お金を効率よく殖やして、この平成大不況を、したたかなウーマンパワーで吹き飛ばそう!」の合言葉をモットーに、So-netの「平成おんなの金融道」をはじめ、各種メディアで活躍中。



   ■第7回    
2004年は「家計簿元年」!
無理せずシンプルで実戦的な
“長続きする家計簿”のノウハウを徹底紹介!!
オススメ「家計簿本」や家計簿ソフトも教えちゃいますよ〜
 

 

 ピッキングに焼き破り、万引きに引ったくり、そして重機を悪用したATM強奪など、ホントに物騒な世の中になりました。「人を見たら泥棒と思え!」ってことわざが、シャレじゃなくなりましたよね。まさに悪い人が、皆さんの暖か〜いフトコロを虎視眈々と狙っているというわけです。
 そんななか、最近とくに急増しているのがクレジットカードの不正利用、キャッシュカードの不正引き出しなどのカード犯罪。新聞でカード犯罪の見出しを見ない日はありませんが、とりわけ目立つのが「スキミング」の被害。「スキミング」とは、すくい取るという意味で、カードの裏の磁気情報をこっそり盗み取る手口のこと。
 これまでは、カードを預けたときに裏でこっそりデータをコピーされたり、お店の人も知らない間にカード決済の端末機にスキマーと呼ばれる機械が仕組まれたりといった手口が多かったのですが、最近、肌身離さずカードを持ち歩いていてもいつの間にかスキミングされるという被害が多発しています。そこで今週は、「知らないうちに預金口座が空っぽ」なんてことになららいように、急増しているスキミング犯罪の恐ろしさと、カード犯罪に巻き込まれないための防衛術を教えちゃいます。

■スキミング犯罪急増の秘密とは?

 何故、スキミング犯罪が急増しているかというと、スキミングする機械が小型化、高性能化したため(さすが技術大国ニッポン!とは素直に喜べない話)。財布の中にカードが入ったまま肌身離さず持ち歩いていても、手のひらにすっぽり入る程度の大きさの小さな機械スキマーで、カード裏の磁気データの個人情報をそっくりそのまま盗まれてしまうのです。仮に満員電車などで、そうした機械を押しつけられても全く気づかないそうです。そのためクレジットカードが不正に使われて多額の請求がきたり、キャッシュカードで銀行の預金が勝手に引き出されたりして、初めて気づくといった被害が現実に起きています。

■カード犯罪の被害に遭わないための心得はコレ!

 クレジットカードの場合、あまりにも唐突に多額の利用があると、本人の使用かどうか、カード会社からチェックの電話が入ることもありますが、もし気がつかなければ銀行口座から引き落とされて、そのまま丸々損害となってしまいます。そんな目に遭わないための第一の心得は、「請求書の明細をいつも確認しておく」こと。不審な店等での利用は避け、できるだけ自分の目の前で、カードの処理手続きを進めてもらうようにしましょう。また被害額の拡大を防ぐために、カードの利用限度額は最小限の範囲内に設定しておくことをお勧めします。
 一方、キャッシュカードの場合は、暗証番号の管理とマメな残高確認が大切になります。暗証番号は絶対に他人に知られないようし、間違っても、「誕生日」「住所」「電話番号」など、すぐ推測されるような番号は使わないことです。誕生日の番号を並べ替えてもいけません(たとえば12月30日生まれの人が3012といった番号にするようなこと)。スキミングのプロは、1日何度まで間違うとカードが利用できなくなるか熟知していて、日を改めて番号を並べ替えて探り出すからです。

■請求書の明細をいつもチェックして、一定期間は保存しておくような習慣を!

 クレジットカードには保険が付いていますが、わかりやすい暗証番号にしていると、本人の落ち度にされて補償されないこともありますので、推測されやすい番号にしている人は即、変更手続きをとりましょう。
 カードの請求書を確認せずにポンポン捨てる人も要注意。カードのデータが悪用される心配の他に、不正に利用されても気づかずにいることが懸念されます。もし盗まれ不正に利用されたとしても、警察に「盗難届け」を出し、カード会社にも通報していれば、保険で補填されますが(通常2カ月〜3カ月以内なら調査してもらえる)、不正利用に気づかないでいると、アットいう間に期間が過ぎてしまい、泣き寝入りということにも……。そうならないために請求書の明細をいつもチェックして、一定期間は保存しておくように習慣をつけましょう。万一、カードを盗まれたり、不正な利用が見つかったりしたときには即、警察とカード会社に連絡を取りましょう。

カード犯罪の被害者にならないためのポイント
[1]クレジットカードをむやみに増やさない(管理がおろそかになりがち)
[2]明細書には必ず目を通し、1年間は保管しておく
[3]わかりやすい暗証番号は使わない(数字の並べ替えもNG)

■盗んだ通帳で銀行や郵便局からの「不正引出し」事件も急増

カード犯罪と並んで急増しているのが、盗んだ通帳で銀行や郵便局の口座から不正にお金を引出す手口。2002年度には、この手の事件が銀行で1231件あり、被害総額は約37億円にも上っています。犯人は盗んだ金融機関の通帳から届出印をパソコンのスキャナーで取り込んで偽造して、金融機関の窓口でお金をまんまと引き出すというもの。
 「不正引出し」事件がこれほど急増した原因は、預金通帳に必ず押されていた届出印(2002年10月から届出印がなくても発行されるようになった)が簡単に偽造できることと、金融機関の窓口での本人チェックが甘かったため。さすがに最近は、窓口での本人確認の徹底や、暗証番号の照合を行うようになりました。 

■届出印の押された旧通帳は即座に裁断して破棄を!

新通帳に切り替えたからといって安心は禁物。賢い犯人は、届出印の押された「旧通帳」を狙って忍び込みます。届出印の押された旧通帳は即座に裁断して破棄しましょう! また郵便局の貯金口座から不正に引き出された場合は、郵便局員が本人確認を怠ったことがハッキリすれば、全額返金してくれます。ただし銀行の場合は、損害補償に応じるケースはほとんどありません。キチンと自衛策を講じてくださいね。
 カード犯罪ではありませんが、最近、我が家に、「ネット抽選で大金が当たりました!」という怪しげなダイレクトメールが届きました。その大金を手にするためには、登録料が数万円必要で、ついてはここに振り込んでくれといった内容でした。無視していたら、「なんでこんなラッキーチャンスを逃すのか」というお叱り(?)のダイレクトメールがまた送られてきました。もう詐欺の匂いプンプンですね。何かとぶっそうな今日この頃。悪い人が、皆さんの暖かいフトコロを虎視眈々と狙っています。気をつけて下さいね〜。

 

 




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