まとまったお金があったらどんな金融商品に預けたらよいか迷っちゃいますよね。でもご存知のような超低金利時代。小数点2桁以下の利息なんてスズメの涙もいいところ。むしろ発想を大転換して、税金や保険料、ローンなどを“まとめ払い”することで、マイナス資産を減らして将来の負担を軽くするのも賢い運用法のひとつです。
超低利の銀行預金に預けるよりも、繰り上げ返済で利息を節約するほうが運用効果は絶大。ローンには住宅ローン、ショッピングのリボ払い、車のローンなどさまざまな種類がありますが、借金を抱えている人は、まずは高金利のローンを返済すべし。
また将来ずっと払い続けていかなくてはいけないという観点に立つと保険料も一種の負債といえます。この保険料を月払いから年払いに変更すると割引が受けられ、低金利で預金するよりも実質的に有利に運用することができます。まとまったお金を手にした時こそ、返済や支払いを一気に済ますチャンス。
というわけで、今回は、保険料、住宅ローンなどなど、1年分をまとめて払うとこんなにお得!“まとめ払い”でマイナス資産の将来負担を軽くするための賢い運用法をお教えしちゃいましょう。
■デフレ、低金利。ローンを抱えている人は何よりもローン返済を急ぐべし
銀行預金が0.1%以下の超低金利時代にあって、年利が10%台となるカードのリボ払いなどの利用はなるべく避けたいもの。やむを得ず利用している場合は、まとまったお金を手にできるボーナスで早急に返済することをオススメします。ショッピングやキャッシングのリボ払いは一括返済が可能。リボ払いしているならボーナスで返済を急ぎましょう。
最近、耳にする機会の多くなったリボ払い。リボ払いは米国では主流の方式で、「回転信用」と訳されます。事前に決まった利用限度額内なら、いくら買い物をしても月々の返済額は一定という支払い方法のこと。このリボ払いは一括返済することが可能で、金利は残高にかかるので、完済日が早ければ早いほど、つまり残高が早く減るほどトータルの支払金額が少なくなります。
クレディセゾンなど直営のカウンターで一括返済や臨時の入金を取り扱っており、銀行系のクレジット会社でも母体銀行のATMでの臨時返済ができるようになっているので便利です。
なお回数指定の分割払いの場合は、カード会社によっては一括返済ができません。また分割払いは、購入した商品の金額に支払い回数に応じた利息をプラスしたものを回数で割るので、すでに支払済の回数によっては、そのまま分割で払い続けた場合の総支払い金額とそれほど差が出ない場合もあります。
■1年で7%の割引も! 保険料の“まとめ払い”で上手に節約しよう!
月払いで支払っている保険料や受信料を年払いに切り替えると、1〜8%も割安になります。一括前納を効率的に活用し、出費を節約することも、立派な資金運用のひとつです。しかもまとめ払いはだれでもできて、資産運用と違って失敗することがないので安心。
生命保険の保険料を一定期間まとめて払うと、割引が適用されて支払総額を少なくすることができます。郵便局の簡易保険で、30歳男性が払込期間30年、保険金500万円の終身保険に加入した場合、毎月の保険料は1万800円。これを一年分まとめて支払うと、0.35カ月分が割引され、3780円程度安くなります。これを利回りに換算するとなんと3%!また自動車保険を年払いにすると4%程度割引になります。保険料を月払いにしている人は、是非検討を!
■NHKの受信料や税金もまとめて支払うと割引あり
まとめて支払うとトクなのは保険料だけではありません。一括前納の利回りが断然高いのが、NHKの受信料です。地上波+BSに加入している場合、口座引落しで2カ月ごとに4580円(年間2万7480円)かかりますが、1年分をまとめて支払うと2万5520円となり、1960円もオトク。年利に換算するとナント7.7%です。
また固定資産税を決められた期日までに一括納税すると、『報奨金』の形で安くなる場合もあります。例えば川崎市の場合、2%程度割引になります。ただし採用している自治体が限られているのでご注意を。
確かにまとめ払いはオトク。とはいえやり過ぎは禁物。ムリして一括前納して生活費に支障をきたすようでは本末転倒ですからね。あくまでも余裕資金を充ててくださいネ。
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