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講師紹介


長田イク子
(おさだいくこ)

196●年生まれのO型、青森県出身。何事も体当たりでチャレンジする熱血FP(ファイナンシャルプランナー)。FPになる前は放送作家という彼女が、結婚を機に、住宅ローン、夫の生命保険の見直しを進めるうちに、お金のことに目覚め、FPの資格を取得したという異色の経歴を持つ。「若い女性の目線で経済を語りたい!女性の財布を守りたい!お金を効率よく殖やして、この平成大不況を、したたかなウーマンパワーで吹き飛ばそう!」の合言葉をモットーに、So-netの「平成おんなの金融道」をはじめ、各種メディアで活躍中。



   ■第14回    
年度末間近!
高配当&お得な株主優待が受けられる企業の株を買って、
配当金とゴージャスなサービスをゲットしよう!!
 

 

 寒〜い冬も終わり、春の訪れを感じさせる今日この頃。景気回復の足音もかすかに聞こえてきました。日経平均株価も1万円台をキープして新年度を迎えてくれるとウレシイですね。好業績を上げ、高配当やお得な株主優待にサービスに力を入れている企業もたくさんあるんです。その高配当やお得な株主優待を受けることができるタイムリミットがこの3月。そこで今回は、決算間近のお得な株投資術についてご紹介しましょう。

■株式の配当課税が10%ということが人気の理由

 株式投資というと、ほとんどの方はキャピタルゲイン(安く買って高く売ることで得られる売買益)を狙っていますが、最近は配当利回りを重視した銘柄選びが人気を集めています。株価下落によって、投資に必要な資金は下がっており、そのため配当利回りは上昇、すでに株式の平均配当利回りは長期国債を抜いています。また株式の配当に対する課税が10%ということも人気の理由。銀行預金の利息にかかる税率は20%なので、単純に利息だけで比較すると、株の配当の方がグンと有利ということになります。

■業績がアップしていて、成長性が期待できる企業を選ぶことが基本

 では配当の利回りはどのくらいオイシイのか? たとえばジーンズの人気ブランド『リーバイス』の場合、配当利回りは4.63%です。そのほかでは、不動産仲介大手の『エイブル』は3.47%、ゲームソフトの『コナミコンピュータエンタテインメント東京』は3.91%と、銀行の預金利息を大きく上回る高パフォーマンスを叩き出しています(「日経マネー3月号」より)。

 高利回りに目がくらみますが、だからといってすぐ飛びついては危険。不人気で株価が下がっているために結果的に利回りがアップしているものもあるからです。配当狙いで投資しても、元本で大きくソンをしては意味がありません。配当を重視して投資する場合も、基本は一緒。業績がアップしていて、成長性が期待できる企業を選ぶことが大事。決算書を見て、営業利益が順調に増えていて、借金の少ない企業(破たんリスクが小さい)を選ぶようにしましょう。

■3月決算の会社であれば、3月25日(木)までに株を購入すること

 たいていの銀行預金では1年間預けて利息が付きますが、株の場合は、極端に言って、1日でも保有していれば配当を受け取ることができます。なので、より有利に運用したいなら、時期を絞って購入すべき。配当や株主優待を受ける権利は、会社が定めた『基準日』時点の株主に与えられることになっています。

 『基準日』とは『決算日』と同じ場合が多く、たとえば3月決算の会社であれば、9月30日および3月31日時点での株主が配当を受ける権利を持ちます。ただし『基準日』ギリギリに買ってはいけません。株の『受け渡し』という手続きが入るので、基準日に株主になっているためには、5営業日前までに株を買っておくことが必要です。今年2004年の場合、2月決算なら2月23日(月)、3月決算なら3月25日(木)までに株を購入すれば配当を受け取ることができます。

 とはいえ、権利の確定日が近くなると、高配当銘柄は配当狙いで株価が上昇し始めます(一般的に節分過ぎからアップし始める)。高値づかみしないためにも、株価が上昇する前のタイミングで投資されることをオススメします。

■ワタミフードサービスは優待&配当でナント18%!

 株主優待は、企業から株主への利益還元のためのサービスです。中には「え、こんなにオトクなの?」と驚くような高利回り優待もあります。居酒屋「和民」チェーンなどを展開するワタミフードサービスもオススメ。1000円相当の優待券が年間12枚もらえ、予想配当金1000円を加えると、優待&配当でナント18%(!)もの超高利回りとなります。女性にとって化粧品はまさに必需品。その化粧品を株主優待でプレゼントしてくれるのがファンケル。同業他社が2000〜3000円程度の自社製品を提供しているのに対して、ファンケルはナント1万円相当の自社化粧品をプレゼント!太っ腹〜。予想配当は3500円。33万円程度で購入可能。

 繰り返しますが、配当狙いと同様に、株主優待だけで選ぶのは間違いです。いくら株主優待が充実していても、株価が大幅に下がっては、優待のメリットなどまたたく間に消え去ってしまいますからね。「株主優待」はオマケ程度に考えておきましょう。なお株主優待も配当と同様に決算期末に単位株を保有している株主に与えられますので、購入時期に注意してください。また株主優待を実施していない会社もあります。上場企業約3700社のうち、株主優待を実施しているのは約730社で、5社に1社の割合です。目当ての企業が実施しているか、『会社四季報』や企業のホームページなどでチェックしましょう。

なお株主優待には期限が決められているものもあるので注意。

社名
優待内容
予想配当金
単位株価格
(2月20日現在)
ワタミフードサービス
1000円相当の優待券12枚 1000円 7万3100円
ファンケル
1万円相当の自社製品 3500円 32万3000円
オリエンタルランド
「東京ディズニーランド」または「東京ディズニーシー」いずれかの1日パスポートを年間2枚 2400円 66万3000円
凸版印刷
自社オリジナルカレンダー 1万6000円 121万8000円
JR西日本
1株ごとに運賃・料金の2割引券が1枚 5000円 40万円
東京電力
なし 6000円 24万2500円
東京ガス
なし 6000円 39万5000円
トヨタ自動車
なし 4000円 37万2000円
シダックス
1000円相当のカラオケルーム優待券を年間30枚 1500円 7万4300円

 

 

 




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