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講師紹介


長田イク子
(おさだいくこ)

196●年生まれのO型、青森県出身。何事も体当たりでチャレンジする熱血FP(ファイナンシャルプランナー)。FPになる前は放送作家という彼女が、結婚を機に、住宅ローン、夫の生命保険の見直しを進めるうちに、お金のことに目覚め、FPの資格を取得したという異色の経歴を持つ。「若い女性の目線で経済を語りたい!女性の財布を守りたい!お金を効率よく殖やして、この平成大不況を、したたかなウーマンパワーで吹き飛ばそう!」の合言葉をモットーに、So-netの「平成おんなの金融道」をはじめ、各種メディアで活躍中。



   ■第20回    
『負け犬のためのマネー学』を徹底的に紹介!
まず自己投資や友だち作りに励みつつ、冷静にマネープランを見直すこと。
さらに“まさかの時”のために終身タイプの「医療保険」に必ず加入するべし!
 

 

 最近、30代、未婚、子ナシの女性を“負け犬”と名付けた酒井順子さんの『負け犬の遠吠え』(講談社刊)という本が、独身女性たちの間で大変な話題になっています。独身女性だけでなく、「負け犬男」とか「負け犬の親」といった人たちも巻き込んで、「負け犬」というのが、今や流行語にさえなっています。

 そこで今週は、シングル女性の人生を明るく豊かにする『負け犬のためのマネー学』を特集しま〜す。もちろんイマドキの女性のハートをキャッチするためにも、独身男性も必読ですヨ!

■30代前半の女性の4人に1人は独身! 日本はナント世界一の晩婚国

 ずっとシングルで生きていくとしたら、保険のこと、家のこと、老後のことなどなどお金の悩みは尽きませんよね。生涯未婚というだけでなく、離婚や夫に先立たれることによるシングルアゲイン族など、今やシングルという生き方は特別なものではなくなっています。ちなみに30代・未婚・子ナシの女性は激増していて、日本では、現在20代後半の女性の54%が未婚で、30代前半の女性でも27%が未婚です。

 つまり4人に1人は独身ということになり、日本はナント世界一の晩婚国なんです。しかし政府が発表する標準世帯のモデルは、サラリーマンの夫、専業主婦、子ども2人で、“シングル族”には全く参考になりません。また未婚率が高くなったのは最近の傾向なので、回りにシングル・ライフの参考になるような人物が少なく、自分の将来の目指す方向性が見えないという漠然とした不安に駆られています。


■自己投資や友だち作りに励みつつ、冷静にマネープランを見直す必要

 シングル女性に特徴的なのは、何と言っても「老後」に対する不安が大きいこと。ただ老後に対する不安が大きいからといって、若いうちから生活費を切り詰めて個人年金に加入するのは考えもの。低金利で長期間固定される運用上のロスもさることながら、年金を受け取るまで長生きできる保証はなく、「もっと若いうちに楽しめば良かった」とあとで後悔しても始まりません。

 また女性にありがちなのは、老後が不安なために、めいっぱい貯蓄に励むというケース。もちろん貯蓄をしてはいけないということではなく、自己投資や友人との付き合いを絶ってまで、貯蓄に励むのはナンセンスです。老後を楽しく過ごすために友人の存在は不可欠だし、また仕事のスキルを磨いておかないと年齢的にリストラの対象にされるリスクが高まります。不安だからと過度に貯蓄に走るのではなく、自己投資や友だち作りに励みつつ、冷静にマネープランを見直す必要があります。

■シングル女性に絶対必要なのが終身タイプの「医療保険」

 シングル女性は将来のライフプランを立てにくいものです。結婚相手しだいで住む場所がどうなるか、収入はどうなるか予測できない要素が多いためです。でもいくつになっても、快適で安定した生活を維持するためには健康とお金が必要です。

 「まさかの時」のために頼りになるのはなんといても「保険」。そこで独身女性にはどんな保険が適しているかというと……。扶養家族のないシングル女性は、万一亡くなっても経済的に困る人はいないので、「死亡保険金」を残す必要はありません。ですから「定期保険」や「終身保険」は不要です。それより絶対に必要なのは「医療保険」。

 健康を害し、体が思うように動かなくなったとき、30代、40代で、また親が健在ならば家族を頼ることもできますが、問題は老後です。入院して医療費がかさんだときに、大切な貯蓄を取り崩したり、借金をしなくていいように保険で備えておくべきです。「終身タイプ」の医療保険なら、55歳、60歳までに保険料を払い終えることができ、老後は保険料の心配をせずに、一生涯保障を得ることができます。

 大事なのは、必ず「終身タイプ」に入ること。10年更新などの「更新タイプ」は、更新型は更新時にはそのときの年齢で保険料が再計算されるので、更新のたびに保険料が上がります。10年加入していた医療保険を更新しようとしたら、保険料が大幅にアップして驚いたとはよく聞く話。

 また病気で入院すると、その後の更新が難しいケースもあります。最も医療保障が必要になる中・高年期に保障が途切れてしまう事態は避けなくてはいけません。その点、終身タイプは、最初の保険料は高くても途中で保険料がアップすることはないので安心です。備えておくべきところはしっかり用意しておくことが、シングルシニアライフを明るく快適に過ごすための鉄則と言えるでしょう。

★負け犬にオススメの「医療保険」(終身タイプ)

商品名(保険会社) 35歳女性の月額保険料 入院給付金
「EVER」(アメリカンファミリー) 1925円 1日5000円
「ワハハ21」(損保ジャパンひまわり生命) 2532円(健康であれば保険料が半額に) 1日3000円
「すこしで安心終身医療保険」(アリコジャパン) 2495円 1日5000円
入院保険fit(オリックス生命) 1835円(ネット申込みは3%割引) 1日5000円

〈まとめ〉

  • 不安だからと過度に貯蓄に走るのではなく、自己投資や友だち作りに励みつつ、冷静にマネープランを見直そう
  • 扶養家族のないシングル女性は、万一、亡くなっても、経済的に困る人はいないので、「死亡保険金」を残す必要はなし。途中で値上がりする心配のない終身タイプの「医療保険」で老後の病気やケガに備えよう
  • 「医療保険」も大事だけど、病気のときに、親身に世話をしてくれるパートナーを見つけることも大切!

 最後に、『負け犬の遠吠え』の関連図書を挙げておきます。さらに“負け犬道”(?)に磨きをかけてね!
・小倉千加子『結婚の条件』(朝日新聞社)
・斎藤美奈子『モダンガール論』(文春文庫)
・丸山あかね&室井佑月『プチ美人とお金』(原書房)

 

 




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