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講師紹介


長田イク子
(おさだいくこ)

196●年生まれのO型、青森県出身。何事も体当たりでチャレンジする熱血FP(ファイナンシャルプランナー)。FPになる前は放送作家という彼女が、結婚を機に、住宅ローン、夫の生命保険の見直しを進めるうちに、お金のことに目覚め、FPの資格を取得したという異色の経歴を持つ。「若い女性の目線で経済を語りたい!女性の財布を守りたい!お金を効率よく殖やして、この平成大不況を、したたかなウーマンパワーで吹き飛ばそう!」の合言葉をモットーに、So-netの「平成おんなの金融道」をはじめ、各種メディアで活躍中。



   ■第21    
“円高”来た〜!
預けたときよりも円高に動いたらソン、円安に動いた時はトク。
外貨預金の為替手数料に注意!
ドル預金よりもドル建てMMFがオススメなどなど、ドル預金のオトクな投資術、大研究!!
 

 

 ご存じかと思いますが、アレヨアレヨという間に、円高ドル安が進んでいますね。為替レートは110円を割り込み、円高が急速に進んでいます。外貨の資産をすでにお持ちで為替の動向が気になる方、そして「今、円高ならば外貨預金を始めてみようか」と考えている方も多いと思います。そこで今日は外貨預金について勉強していきましょう。

■個人の外貨預金残高は5兆7720億円と過去最高

 これまで日本では、貯蓄は円建て中心でした。でもこれからのグローバル経済を考えると、ひとつの通貨だけで資産を持つのは不安なもの。円高ドル安に振れている今こそドル投資を始める絶好の機会です。どうして円高だとドル預金を始めるチャンスなのか?その辺りから、ご説明いたしましょう。

 国内預金に比べ高い金利、成長性などに期待して外貨投資は着実に増えています。日本銀行の統計によると、2003年末の個人の外貨預金残高は前年比23%増の5兆7720億円と過去最高となりました。でも今のように円高が進むと、外貨預金や外貨MMFなど外貨に直接投資する商品は円に交換したとき目減りします。

 また円建てでも外国の株式や債券に投資するファンドでは、基準価格の下落要因になります。今、外貨投資をしている人は、ぜひ損益状況をチェックしてください。逆に考えると、円高に進んでいる今はドル投資のチャンスとも言えるでしょう。でもそれは、満期時に今より円安に動いていることが条件となります。


■預けたときよりも円高に動いたらソン、円安に動いた時はトク

 外貨預金は円を外貨に交換して預金するので、預けたときと引き出した時の為替レートの差が損益となります。預けた時に比べて円安が進めば為替差益が発生しますが、逆に円高になれば為替差損となります。仮に1ドル=120円の時点で1万ドル分預金して、満期時に1ドル=105円になったとすると、手数料を考えず単純計算で105万円しか戻ってこない計算となります。15万円の為替差損が発生するわけです。

 もっとも為替差損の発生で必ず元本が割れるわけではありません。預金には利息がつくので、利息収益と為替による損失とをトータルで見る必要があります。為替レートがいくらまでであれば損をしないか、その境に当たる水準を為替の損益分岐点ともいいます。預金金利が高ければ円安に動いたとしても、目減り分を利息でカバーすることができるわけです。逆に円が高いときに外国通貨を買い、円が安くなったときに外国通貨を売って円に戻せば売買差益を得られます。

 単純化すると、「円高で買って、円安で売ると儲かる」ということになります。外貨預金では為替相場が絡むことで利益を得られますし、逆に損をします。その決め手となってくるのが、為替変動の先読みです。預けたときよりも円高が進めばソンだし、円安に進めばトクと覚えておきましょう。

 「なんで円が高くなるのに、ソンするの?」とピンとこないかもしれませんが、儲けというものは、「安く買って高く売ることで生じる」のが鉄則。円ではなくドルの立場で考えてみると理解しやすいのですが、“円高=ドル安”ですよね。外貨預金はその外貨を購入することと同じなので、ドル安(円高)→ドル高(円安)になれば儲けが出るというわけ。つまり円高のときに預け、満期時に円安に進めば為替差益が得られる仕組みなんですね。

■外貨預金の為替手数料に注意!ドル預金よりもドル建てMMFがオススメ

 外貨預金の通貨には、ユーロ、米ドル、ニュージーランドドル、オーストリアドルなどがありますが、ユーロ、米ドルについては、一時、高金利のイメージがありましたが、今では円預金と比べてそれほど高金利というわけではありません。一般的に、都銀のドル預金1年もので0.1〜0.3%程度です。ドル預金では手数料が往復で2円(円からドルに替えるときに1円、ドルから円に替えるときに1円で合計2円)かかりますので、もし為替が全く動かない場合、金利がついても、円換算ベースではすでに手数料の分でマイナスになってしまうわけです。

 今の時代は、昔のように「高金利だから外貨預金」という発想ではなく、「為替差益を狙う」あるいは「資産を円だけで持っているのは不安なので」といった目的でドル預金を行うのが賢明でしょう。ま、ドル投資をするなら、ドル預金よりもドル建てMMF(投資信託の一種)の方が、手数料は半額(円からドルで50銭、ドルから円で50銭、往復で1円が一般的。もっと安い証券会社もあり)、利回りも0.4〜0.6%と、ドル預金より高いのでオススメです。

米ドル預金
米ドル建てMMF
手数料 往復(円→ドル、ドル→円)で2円が一般 的。
ソニー銀行は往復で50銭と安い
往復(円→ドル、ドル→円)で1円が一般 的
利回り 東京三菱銀行のホット定期1年もので0.1%
(2004年4月9日現在)
ノムラ外貨USMMFで0.436%(2004年4月9日現在の運用実績)
特徴 10万円相当額以上から。満期前の解約不可。
預金保険の対象外
10ドル以上1セント単位。いつでも解約可

 為替相場を当てるのは、プロのディーラーでも至難のワザ。なにはともあれ、外貨預金は金利、為替手数料、為替相場などの要素が絡んでくるので、長期的に運用する気持ちが必要ですよ。

 

 




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