ご夫婦のネットワークで翻訳仲介業をされる翻訳Aプラスさんの紹介。
みなさんこんにちは!松原です。今回から2回にわたり、私の仲間である週末起業家を紹介させていただきます。同じ週末起業でも内容が違えばまたその実態も多種多様。また違った視点から見た週末起業にスポットを当てていきたいと思います。
今回はご夫婦のネットワークで翻訳仲介業をされる翻訳Aプラスの梅村康夫さん(仮名)をご紹介します。
翻訳Aプラス(http://www.honyaku-aplus.com)
■週末にビジネスを始めるという発想
子育ても一段落し、サラリーマン生活も十分経験したころでもあり、週末に何かやりたいと考えている時に、藤井孝一先生の週末起業関連の著書と出会い、ビジネスを始めようと決めました。それまではビジネス以外(趣味など)でも良かったのです。」
梅村さんが週末起業を始めたのは2001年の1月。それまで余暇に何か打ち込めるものを探していた梅村さんは、藤井氏の著書との出会いがきっかけで週末起業を考えるようになります。週末起業で自分に何かできるか、自分の技術や人脈を掘り起こしてみると、翻訳業をするには都合のいい人脈を持っていたことに気付いたそうです。藤井氏の週末起業セミナーなどに参加しながらアドバイスを受け、ビジネスプランを練ること約4ヶ月。各国の言語に対応した翻訳サービスである翻訳Aプラスを開始することになりました。
余談ですが、週末起業セミナーの繋がりを通じて私は梅村さんと知り合い、彼のホームページを制作する事になりました。当時、私も週末起業家のホームページを作るのは初めての経験で、非常に新鮮な気持ちだったことを覚えています。
■"翻訳仲介業"というビジネスモデル
「当初は、自分でも一部翻訳をしていましたが、今はほとんど仲介業に徹しています。簡単なもので、納期がとても厳しいなどの場合は自分でやることもあります。」
梅村さんのもとには英語をはじめ、ドイツ語、スペイン語、中国語、韓国語など、各国の言葉の翻訳の依頼が寄せられます。それらの翻訳を自分ひとりでやるというのは現実的ではありませんよね。梅村さんのすごい所は世界中にネットワークを持っており、そのネットワークを利用して各国の言葉の翻訳業務を仲介していったのです。
■顧客開拓はホームページと口コミ
「営業活動はインターネット上のみです。ホームページからの申込みはもちろん、お客さんの口コミや、週末起業仲間などからの注文も多いです。ホームページ以外のPR活動として、では楽天市場のマッチングサイトに登録したりしています。今年は、大手メールマガジンに広告を出すと言う路線を試してみようと思っています。」
多言語の翻訳を市場価格よりも安く提供できる梅村さんのサービスは利用者にとってもメリットが大きいものです。ある程度PRに予算をとって新規顧客の獲得に努められています。顧客層は多岐にわたり、大手企業から個人まで。内容もカタログ、ホームページ、技術書、マニュアル、手紙、推薦状、などなど非常にバラエティーに富んでいます。クオリティー・価格ともに顧客を満足させる事ができれば、確実に次回も利用するようになりますよね。リピーターの確保も成功の大きなポイントの一つです。
■売上は年間580万円!
「先日2003年度の確定申告を済ませてきましたが、売上は580万円ほどありちょっと驚きました。客観的に見て売上としてはわずかですが、2002年度は300万以下でしたから、なかなかの進歩と思ったわけです。利益率は30%ぐらいでしょうか。」
週末や平日夜間だけを使ってこれだけの売上をあげるのですから、週末起業のレベルとしては間違いなく大成功です。そこには梅村さん独自のアイデアや、週末起業のハンデを克服するアイデアが詰まっているんでしょうね。
■週末起業というハンデをカバーする工夫
「週末起業なのでやはり時間が足りません。ただ、工夫を凝らせばまだ何とかこなせる状態です。工夫といえば、ウェブメールには重宝しています。ネットに繋がっているパソコンがあればどこでも見れますから。本業がありますのでいつでも、とは行かないところがつらいですが…。それでも数時間の内に返事をしなければならない、という緊急のお仕事はそうはないと思います。たまに携帯電話も使います。」
まず第1に仲介業という特性で実務にかかる時間を大幅にカットしているのは週末起業向けのビジネスモデルとして特筆すべき点です。ただそれでも時間が足りないというのは週末起業家共通の悩み。梅村さんもウェブメールを使って極力コンタクトをとりやすい状況を作り出しています。
■本業との両立と今後の独立
「苦労しているのはなんと言っても本業との両立です。最近は時間の兼ね合いというより、精神的な問題です。最近週末起業を優先しようとする自分に悩んでいます。もちろん今の会社に愛着はありますし、大きな仕事をしようとすると当然会社に軍配が上がります。一方週末起業はすべて自分のものであり、やりがい、面白さもまた違ったものです。まさに現在悩んでいる問題です。」
「独立開業も考えていますが、当面は現実的ではありません。実質収入がまだ食べていけるレベルではないですから。会社には愛着もありますし、長い間お世話になったと言う思いもあります。」
本業と週末起業を選べと言われれば、本業を優先しなければならないのが私の考えです。週末起業の辛いところですね。でも、心情的にはすべて自分の裁量で決まる週末起業に情熱を注いでしまう気持ちもよくわかります。難しい問題ですね。
■週末起業を目指す皆さんへ梅村さんから一言
「まず、始めて下さい。週末起業で1万円でも稼げたら、病み付きになります。もちろんお金そのものもさることながら、自分の事業なんて遠い世界のことと思っていたのに、いきなりとても身近になるのです。直接自分の働きが反映されると言うのは、なかなか体験できない醍醐味と思います。また中身はともかく、社長になるのもとっても簡単であることもわかってきます。全て自分の采配で動き、結果がでるのです。仕事としてそれ以上面白いものは少ないでしょう。」
週末起業に成功された方が誰でも口を揃えていう事、それが「とにかく始めて下さい」という事。それは自分の行動力如何で、週末起業の未来はどんな形でも切り開けるという事です。梅村さんお忙しい中取材を受けていただき、ありがとうございました。皆さんも是非参考にしてくださいね。
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