ビジネスお役立ち資格集
 事務職系、営業・販売系、クリエイティブ系、スペシャリスト系、その他

各種ビジネスマナー集
 入門者から上級者まで

各種ビジネス文例集
 すぐに使える例文が150以上!

ビジネスキーワード集
 経営戦略、組織、人事、社会、経済など

リンクについて

●QuickTimeの基本設定について





ちず丸へGO!






 

 




 
講師紹介


松原伸禎
(まつばらのぶよし)

1977年生まれ。週末起業家。大学在学中からホームページ制作をはじめ、その経験を生かしてITソリューション系会社に勤務。その一方で、自らの個人事業ノーブルウェブを立ち上げ、地元商店や地域団体を対象にホー ムページ制作、運営、コンサルティングを行う。趣味は中国語会話とカフェ めぐり。特定非営利活動法人週末起業フォーラム監査役、社団法人杉並青色申告会インターネット顧問。共著に「会社を辞めずに簡単にできる 週末 起業」(双葉社)など。


   ■第11回  目指せ!独立開業  
 

 会社の給料と同じぐらい稼げれば…夢は広がる!

 みなさんこんにちは!松原です。週末起業を始めるとして、その目標をどこに置けばいいでしょうか。あくまで本業との両立を堅持し、生涯週末起業家を宣言されているイマジックスの永井さん(第9回参照)のような方もいらっしゃれば、将来の独立開業の布石として週末起業を考えられている方も多いと思います。もし週末起業で自分の会社の給料と同じぐらい稼ぐ事ができたなら、それは独立開業へのステップをクリアしたことになるかもしれません。


週末起業は独立開業への布石

 好きなことを仕事とし、それを本業とすることができればこんな幸せな事はありませんが、それを許さないのが我々サラリーマンの置かれている立場です。しかも安定した収入を手放し、家族が路頭に迷うリスクを負ってまで夢を追い続ける事は現実的な話ではありません。では、会社の給料という安定した収入を得ながら、自分のやりたい事をビジネスとして興してみませんか、というコンセプトこそ週末起業です。

 週末起業は独立開業への準備期間である、ともいう事ができます。本業で安定した収入を得ている間に、本格的な独立開業への準備を進めるのです。いきなり独立開業というリスキーな状態よりも、週末だけにしろすでにそのビジネスを興し、何らかの手応えを得てからの独立でしょうから、週末起業を経た独立は極めて安全だという事ができます。もし仮にビジネスに行き詰ってしまった場合、週末起業の状態であればみなさんには再度検討する余裕がありますよね。ビジネス案を練り直し、サラリーマンを続けながら次の機会を虎視眈々と待つことができるのです。将来独立を考えている方は、現在のサラリーマンと言う立場を最大限に利用しながら、できるだけリスクを減らすべく週末起業を経て独立される事をオススメします。


法人化は必要か

 「独立をするのであれば法人化が必要ではないか」週末起業を志す人によく聞かれる質問です。どういった顧客像を描くにもよりますが、独立開業した際は必ず法人化しなければならないという理由はありません。特に大企業を顧客としない個人相手のビジネスの場合、個人事業のレベルで十分だと思います。なぜなら法人化するには法人化するには有限会社であれば300万円、株式会社であれば1000万円の資本金が必要だからです。現在1円株式会社(確認株式会社)という興味深い形態もありますが、会社設立からの5年間、最低資本金制度の適用を免除するものです。つまりこの5年で最低資本金を用意する必要があります。業績に問題がなければ十分用意できる金額かもしれませんが、その分のリスクを背負うことにもなります。

 週末起業の間は個人事業で様子を見て、自分のビジネスプランに磨きをかけることをおすすめします。自分のプランに確信を持てるようになったら独立開業を目指しましょう。独立開業後も無理に法人化するような事はせず、少しずつステップを上がっていけば自然と法人化の方向に向かうはずです。売上があがってくれば、税制上法人化したほうが有利な場面が数多く出てくるからです。法人化するタイミングはそれからでも遅くはありません。会社の給料と言う安定した収入がある分、週末起業家は一般の起業家とは異なり様々な選択肢が残されています。そういった有利なポジションを利用し、まずは売上を伸ばすことを念頭に置けば良いと思います。

 

独立開業への岐路

 独立開業にはどこを目安にすればいいか。ずばり本業との収入の比較になります。週末起業が順調に売上げを伸ばせば、本業の給料と同じぐらいの額に成長していきます。そこで考えてみてください。週末起業は余暇を利用して行うビジネスですが、仮に平日をフルに使えばどのぐらいの収入になるか。これはある程度週末起業を続けていくと大体計算できるようになってきます。週末起業の収入が本業の収入と同程度に成長し、かつ今後平日を使うことによって更なる売上増が見込めるのであれば、その時点ではじめて独立開業の検討の余地が出てきます。

 ただ、ここで注意しなければいけないのが独立開業して自営業者になるとサラリーマンのときに享受してきた様々な特典が受けられなくなるという点です。これはボーナスや有給休暇はもちろん、厚生年金、社会保険、更には失業保険にまで至ります。そういった諸事情を加味しても独立した方がメリットが高いと判断できれば、週末起業でかなりの収益をあげていると考えられますよね。この時点で迷っているのであれば、もう少し週末起業を続けた方がいいかもしれません。逆を言うと、そのレベルに達していなければ独立開業は時期尚早、という事になります。週末起業の時点で自分の抱えている様々な不安・問題点を氷解させ、満を持して独立開業へと向かいましょう。


週末起業で準備万端 独立は次なるステップだ!

 突然会社からの退職勧告。日本の社会でもこういった事が現実的に起こるようになっています。突然寒空の中に放り出されるという不安感が常について回る昨今、週末起業はそういった不安を振り払うセーフティネットにもなります。このセーフティネットを張ることができるのは自分自身です。

 こうしてふと独立を思い立ったとき、みなさんの週末起業は始まっているのかもしれませんね。あとはどのぐらいの離陸期間をとるかです。滑走路を走っている間にサラリーマンと言う立場でしかできない事を片っ端からやってしまいましょう。ビジネスプランの確立、人脈の構築、十分な売上の確保…。その間に独立への準備を済ませ、いつ独立しても大丈夫なような体制を整える事です。こうなればもう何の恐れもありません。みなさんの手の中にも独立へのパスポートがしっかりと握られているはずです。


 



掲載の記事・写真・イラストなどの全てのコンテンツの無断複写・転載を禁じます。
Copyright 2005 Global-eye Co.,Ltd all rights reserved.