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講師紹介


細野晴義
(ほそのはるよし)

1965年生まれ。マーケティング・コンサルタント。電通ワンダーマンダイレクト(現・インピリック電通)を経て、99年、ニューロ・テクニカ(現・取締役社長)設立。数多くのDRM関連のマーケティングをプロデュース。現在はDRMセミナー講師から事業プロデュースを中心に行う。企画立案のスキルにおいて、現役マーケターNo.1の呼び声が高い。著書「パワーポイントでつくる企画書ベスト事例集(翔泳社)」はアマゾンで総合ランク最高28位、企画書解説本としては一年間一位をキープ。全国でDRM関連の研修、セミナーを行い、DRM関連専門誌Impressでは連載執筆、座談会司会をする。

【URL】
http://www.neuro-technika.com/index.html


    ■第10回    ここまで来た!オンラインフィッティング  
 

 インターネットの何が凄いかっていうと、それはやはり、「自分が欲しいものに辿りつくことが出来る」それに尽きると思います。

 ホームページというものが出始めのころはまだまだ、印刷物でもいいものをネット上に掲載できる、その程度のものでした。クリックして他の画面を立ち上げようと何であろうと、また、インタラクティブ(双方向性)といっても本当にそれってインタラクティブだったのでしょうか?

 インタラクティブとは何でしょうか?ホームページ上でクリックをするということは、実際には相当する新たなページをリクエストしています。しかしそれはただ、ページをめくっているのと同じことです。

 私が専門とするダイレクトマーケティングの世界では元々、パーソラナイゼーションという概念があります。パーソナライゼーションとは、個別の情報を提供する、ということです。このパーソナライゼーションこそがインタラクティブが本来目指す方向で今の人たちはそれを目指しています。

 「で、結局私にそれは合うのか合わないの?」

 例えば服を買うとき、お店に行けば自分に合うかどうか?は試着してみて分かります。この辺特に女性は気を遣います。化粧品となるともっと…、自分に合うのかどうか?鏡を見ながら確認をします。ある意味、お店の店員はその場面 その場面でパーソナライズをしているわけです。

 ダイレクトマーケティングとは決してDMのことでもインターネットのことでもありません。お店でのお客様とのやりとり、あれこそダイレクトマーケティングの姿です。しかしお店の場合、1人の店員さんはその場面では一人のお客様にしか応対できません。ダイレクトマーケティングはそれを複数、多数のお客さん相手に、しかもパーソラナイゼーションを実現しようとします。

 その好例としてあげるのが、本日の話題であるオンラインフィッティングです。
 オンラインフィッティングの3つの方法を示します。 必ずしも最新の方法ではありませんが、今後こうしたサービスは必要とされていくと思います。

実際にみなさんも試してみてください。遊べます。

 

■その(1)診断テスト

 オンラインでなくても、診断テストというのはとても楽しいものです。
 質問に答えていくうちに、自分の探したいもの探せる。これがオンラインフィッティングの第1段階。これは特にめずらしいものでもないので、あえて解説はしませんが、 Eラーニングとして優れた機能を持つイングリッシュタウン・ドットコムでは、最初にどの教科を選ぶべきなのか?分からない人のために、診断テストを設けています。
http://www.englishtown.com/

 また、世界的に有名な通販企業、ランズエンドのアメリカ本国サイトでは、服のオーダーメイドが可能です。
http://www.landsend.com/ Lands and custom
という文字は画面右側に出てきますので試してみてください。

 

■その(2)自分に合わせた服を選ぶ

 ランズエンドではバーチャルモデルというのがあります。自分の体形、体重、髪型、皮膚の色などを設定し、いろいろな服を着た時のイメージを見ることができます。これは日本版でも試すことができます。
http://www.landsand.co.jp/

 近い将来、ちょっと前ならSFの世界であったような服の購入も可能になるかもしれません。既に登場した地上波デジタルとインターネットの融合。今テレビ局はこれまでの番組制作のノウハウをどのようにしてインターネットの世界に活かしていくか?を考えています。

 テレビショッピングも今ではモデルにさまざまな色のパターンを着させていますが、同時にインターネットでバーチャルモデルを作って確認する、そうすると一層リアリティあふれるものになります。

 現在ランズエンドのバーチャルモデルでは事前にあるイラストを使うので少しリアリティに欠けます。 ただ、女性の感覚からすると、だから良いのだという意見もあります。それは、服装というのはやはりモデルという幻想に着させるからいいのであって、自分がモデルになってしまってはその幻想が崩れるのだそうです(笑)。

 

■その(3)自分の写真に合わせたメイクの方法

 ネットでは自分の写真をサーバに登録をして、それに合う髪型やリップカラーなどを確認する方法もあります。

 以前はiPIXという会社が販売していたのですが、同じようなシステムがVirtualmakeoverというところからリリースしていて、以前よりも多機能になりました。
http://www.virtualmakeover.com/

 これを使った事例は、リンメルという会社のサイトにあります。http://www.rimmellondon.com/ にアクセスをしたら、virtualmakeoverというコーナーがあります。ここをクリックすると自分の写真を登録するか?否か?(No Picture)と聞いてきます。試しにNo Pictureというところクリックしてみてください。すると、リップカラー、ファンデーション、の色具合を見ることが出来ます。既にこのシリーズで学んだEコマースを成立させる定式からすると、ネットの弱点をうまく克服した事例と言えます。ぜひお試しください。

 さて、残すところ後2回となりました。次回からはこのシリーズのまとめに入ってきます。つまるところは、これからのマーケティングとは、「顧客とのつながりを作っていくこと」となるのですが、今多くの企業がこの課題に取り組み始めています。
 次回はその原点とも言うべき世界についてお話します。

 


 



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