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講師紹介


藤田憲一
(ふじたけんいち)

1970年生まれ。ダイレクトマーケティング広告会社、大手広告会社、シンクタンクを経て、現在(株)JMARCH取締役CEO(女性サイトとしては国内最大級の書込数を誇るコミュニティを運営)、(株)ニューズウォッチ情報事業部長(東芝、電通、三井 物産、凸版、ニューズエッジ、新規事業投資の6社のJV。ニュースクリッピング。国内2位の検索エンジンフレッシュアイの運営を行う。)、(株)NCI代表取締役社長 (テキストマイニングを用いた戦略コンサルティング事業を行う)に就任。
主要著書
驚くほどマーケティングが身につく本(中央経済)/よくわかるCRM(日刊工業新聞)/テレマティクス(日刊工業新聞)



【質問はこちらまで】
oldcolumn@bizdo.jp


■藤田憲一公式サイト■


 
■ 第29回
 マーケティング実践ゼミ  
 

 さて、
  ・これまでマーケティングの基礎を学び、
  ・業界別の応用編で復習してきた。

 今週からは実践編に入っていく。本講座の読者はとても幅広い。ご質問、時にはご指摘を頂く方には、著名な実践マーケターや某外資系有名企業のマーケティング担当副社長、マーケティング力でリスペクトされる企業のマーケティング実務担当者という錚々たる方もいる一方、多数を占めるのはマーケティング初級者である。

 ここで、「何の数値を根拠にモノを言っているのだ!」と突っ込んでくれた方が多くいたら、講師としては嬉しい限りだ。マーケティングの基本は「数字」と「飛躍」である。数字が欠けたマーケティングは意味が無い。この辺りも実践編では復習していく。

 さて、今週からは数回に渡って、先日、銀座にて行われた「第一回マーケティング講座・オフ会ゼミ」を題材にお送りして行く。
 今週は、まず、
 ・課題がどのようなものであったか?
 ・なぜ、そういう題材を選んだのか?
 ・業務において気をつけていただくこと の3点をお話しする。

 まずは、「課題がどのようなものであったか?」である。課題は簡単に記すと以下のようなものであった。

・あなたが、自分の所属している会社、または特定のどこかの会社、
 架空の会社等のマーケティング担当者になったつもりで課題を設定して、
 そのオリエンシートを作ってください。
・それをもとにプレゼンテーションして下さい。

 では、なぜ、私はこういう題材を選んだのだろうか? 答えは単純である。 「この辺りにメスを入れるのがマーケティング業務において即効性がある。」からである。どういうことか?例として、よく私が受ける相談をあげる。

 一流の広告代理店に仕事を頼むのだが、いつもいいものがあがって来ない。
 超・大企業のようなお得意さんにはいい広告やプロモーションを考えてやっているのに、うちらのような中途半端な企業には手を抜いているに違いない。
 一流の人間をアサインしてくれるように彼らに頼んでくれないか?

 「うんうん。」とうなずいた方も多いだろう こういう悩みを抱える企業は多い。経済の原則で行動するのが企業であるから、扱いの大きいところにいい人材が投入されることは至極、当然である。
 しかし、その経済原則が何らかの情実やコネクションで覆り、いい人材がその企業にアサインされたと仮定しても、恐らく上手くいかないだろう。例えば、以下のような私の経験談をお話する。

 ある大手企業同志が合併した。
 仮にそれをA社とB社とする。
 A社は広告宣伝、プロモーションがひじょうに上手くいっていると業界内でも評判の企業。B社は反対に下手だといわれている企業。
 両者が合併した際、広告制作チームはA社の使っていた広告会社とそのチームがそのまま温存された。しかし、力関係から宣伝部、マーケティング関連セクションはB社のスタッフが中心になった。
 その結果、新会社の広告宣伝やプロモーションはことごとく失敗した。

 なぜだろう?「モチベーションの問題に違いない。新しい担当者が気に入らないヤツだったのだろう。」そういう意見が聞こえてきそうである。半分、正解。半分、間違いである。人間、感情で動くものであるから、当然そういう要素も多少あるが、それが根本原因ではない。では、なんなのだろう?
  来週はその辺りを見て行く。

 

 



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