さて、
・これまでマーケティングの基礎を学び、
・業界別の応用編で復習してきた。
今週からは実践編に入っていく。本講座の読者はとても幅広い。ご質問、時にはご指摘を頂く方には、著名な実践マーケターや某外資系有名企業のマーケティング担当副社長、マーケティング力でリスペクトされる企業のマーケティング実務担当者という錚々たる方もいる一方、多数を占めるのはマーケティング初級者である。
ここで、「何の数値を根拠にモノを言っているのだ!」と突っ込んでくれた方が多くいたら、講師としては嬉しい限りだ。マーケティングの基本は「数字」と「飛躍」である。数字が欠けたマーケティングは意味が無い。この辺りも実践編では復習していく。
さて、今週からは数回に渡って、先日、銀座にて行われた「第一回マーケティング講座・オフ会ゼミ」を題材にお送りして行く。
今週は、まず、
・課題がどのようなものであったか?
・なぜ、そういう題材を選んだのか?
・業務において気をつけていただくこと の3点をお話しする。
まずは、「課題がどのようなものであったか?」である。課題は簡単に記すと以下のようなものであった。
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・あなたが、自分の所属している会社、または特定のどこかの会社、
架空の会社等のマーケティング担当者になったつもりで課題を設定して、
そのオリエンシートを作ってください。
・それをもとにプレゼンテーションして下さい。
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では、なぜ、私はこういう題材を選んだのだろうか? 答えは単純である。 「この辺りにメスを入れるのがマーケティング業務において即効性がある。」からである。どういうことか?例として、よく私が受ける相談をあげる。
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一流の広告代理店に仕事を頼むのだが、いつもいいものがあがって来ない。
超・大企業のようなお得意さんにはいい広告やプロモーションを考えてやっているのに、うちらのような中途半端な企業には手を抜いているに違いない。
一流の人間をアサインしてくれるように彼らに頼んでくれないか?
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「うんうん。」とうなずいた方も多いだろう こういう悩みを抱える企業は多い。経済の原則で行動するのが企業であるから、扱いの大きいところにいい人材が投入されることは至極、当然である。
しかし、その経済原則が何らかの情実やコネクションで覆り、いい人材がその企業にアサインされたと仮定しても、恐らく上手くいかないだろう。例えば、以下のような私の経験談をお話する。
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ある大手企業同志が合併した。
仮にそれをA社とB社とする。
A社は広告宣伝、プロモーションがひじょうに上手くいっていると業界内でも評判の企業。B社は反対に下手だといわれている企業。
両者が合併した際、広告制作チームはA社の使っていた広告会社とそのチームがそのまま温存された。しかし、力関係から宣伝部、マーケティング関連セクションはB社のスタッフが中心になった。
その結果、新会社の広告宣伝やプロモーションはことごとく失敗した。
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なぜだろう?「モチベーションの問題に違いない。新しい担当者が気に入らないヤツだったのだろう。」そういう意見が聞こえてきそうである。半分、正解。半分、間違いである。人間、感情で動くものであるから、当然そういう要素も多少あるが、それが根本原因ではない。では、なんなのだろう?
来週はその辺りを見て行く。
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