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講師紹介


渋井真帆
(しぶいまほ)

1971年生まれのB型。茨城県出身。現在、金銭教育コーディネーターとして間接・直接両金融分野の実務経験を活かし、講演・セミナーや雑誌等への執筆を中心に消費者へのマネー・リテラシーを啓蒙中。また20代〜40代女性を対象に金銭・投資教育、キャリアアップ支援のためのマネースクール「女のたしなみマネー塾」の主宰も務める。現在夫と2人暮らし。趣味はダイビング、ゴルフ、女性の歴史本購読。





 
■ 第14回
 預貯金先を選ぶには…  
 

1.預貯金先を選ぶ

 “キャプテン・マホのクルージング経済学”読者のみなさま、明けましておめでとうございます。
 ますます混迷を深めそうなエコノミカルジャングルですが、「どんな環境になっても、われわれだけは笑う!」を目標に1年をやっていきましょうネ!

 前々回、預金者が開示されている情報をみても実は安全な金融機関を選べない問題が起きているとお話しました。取引先企業への格付けの強化や不況などにより貸し出しが伸び悩み、有価証券運用に頼らざるを得ないのが金融機関の現状。しかも保有有価証券の半分以上を外国債に配分しているところがザラです。これってけっこうハイリスク・ハイリターン。実際、有価証券運用の失敗が原因で破綻した金融機関も出ています。しかもこうしたケースで破綻した金融機関は、どこも預金者からは安全だと思われていたのだから困りものです。

 預金先を検討する場合、どうしても金利の高さに目が向いてしまいがちです。けれども今の時代、預金先を選ぶにはまず第1に安全性を重視するのが正解です。次に利便性を重視します。ただし、この利便性というものは個々人のライフスタイルによって違ってくるものですから、間違ってもマネー誌の画一的な情報に惑わされないようにしましょうね。

 例えば、預金口座を利用する目的が“お財布がわり”の人ならば、ATMがたくさんある、それも自分の行動エリアにたくさんあることが利便性になるでしょう。これから住宅ローンを借りる予定の人ならば、口座振替をしたり、一定額以上の定期預金をつくればローン金利が優遇されたりする金融機関はある意味便利です。住宅ローンに関しては、金融機関が運営する積み立てクラブに加入して積み立てれば、金利の他、保証料(50万円以上にはなる)やローン手数料(5万円前後)が免除になるなどの優遇を受けられることもあるので、要チェックです。大和銀行や駿河銀行などでは、特に女性向けにこれらのサービスを実施しているので、“自分のお城”の購入を考えている女性はサイトをチェックしてみてもいいかも知れません。逆に、“引出しにくい”のが利便性につながる場合もあります。浪費家で、あればあっただけ使ってしまうタイプの人は、手続きがイチイチ面倒な引き出しにくい金融機関にお金を預けるようにしたほうが、お金は貯まります。要は、自分にとって何が“利便性”になるのかよく考えて、自分にとって便利な預け先を選ぶことです。

 預金先を選ぶ際、安全性を重視する人もいれば、利便性を重視する人もいます。さらに、利殖性を重視する人もいます。何度も言ってしつこいのですが、今ドキ預金に利殖性を求める人は、相当のお金オンチと言っていいでしょう。どうしても利殖性を求める人は、それ相応のリスクを覚悟する商品、例えば株や投資信託、外貨預金、債券などでお金を運用すればいいのです。一般的な預貯金に高い利殖性を求めるという“経済常識外れ”なことをすれば、すぐに悪徳金融販売業者の餌食です。

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