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講師紹介


渋井真帆
(しぶいまほ)

1971年生まれのB型。茨城県出身。現在、金銭教育コーディネーターとして間接・直接両金融分野の実務経験を活かし、講演・セミナーや雑誌等への執筆を中心に消費者へのマネー・リテラシーを啓蒙中。また20代〜40代女性を対象に金銭・投資教育、キャリアアップ支援のためのマネースクール「女のたしなみマネー塾」の主宰も務める。現在夫と2人暮らし。趣味はダイビング、ゴルフ、女性の歴史本購読。





 
■ 第16回
 金利のヒミツ  
 

1.金利のヒミツ

 前回、“金融”とはそもそも何なのか?について遅ればせながらお話させていただきました。本来、経済ジャングルを乗り越えて行くために最初に知っておかなければならない基本なのに、何せこのところマネー・リテラシーを広めるため全国各地をまわっていて、忙しさに紛れてつい、お話するのを忘れてしまいました。ごめんなさい!!といっても、銀行でも証券会社でもそんなことは教えてくれません。あまり消費者がベーシックな基本知識を身に付けてしまうと、金融商品やサービスの良し悪しをしっかりと見分けられるようになってしまいます。そうなると都合が悪いと考える金融機関も中には存在するのが理由というのは、銀行・証券の現場を経験したマホの独り言です。

 株や投信、変額年金保険などの個別金融商品の仕組みを説明する前に、まだ他に“基本中の基本”についてお話していないことがないか考えたところ、やっぱりいくつかありました。前にも言いましたが、株や投信などの金融商品は道具です。道具の良し悪しももちろん大切ですが、最も大切なのは道具の使いこなし方です。こういう状況ならばこの道具をこう使ってみよう、といった思考プロセスをマスターしなければ到底道具を使いこなせない、つまり投資で笑うことはできません。この思考プロセスを自分の中に形成していくためにも、“基本中の基本”、すなわち“そもそも”を知ることは大切なのです。それにしても、なぜ金融機関の多くはこんな大切なことを顧客に教えてくれないのですかネェ….不思議です。

 ということで今回は、経済・金融の基本中の基本である“金利”についてお話していきます。

 普段何気なく使っている「金利」という言葉ですが、経済や金融の世界では欠かすことのできない要素です。特に今年に入ってからは、国の財政問題が長期金利に大きな影響を及ぼす懸念が何度もいわれてきました。いわゆる国債の大量発行にともなう長期金利の急上昇懸念問題です。その他低金利問題、金融機関の貸出金利体系の見直し等金利に関わる問題は現在数多く存在します。

 ところが、これだけ注目されているのに、「そもそも金利とは何か?」「金利はなぜ動くのか?」といった基本の知識は意外と知られていません。
 金利の問題は複雑で一筋縄では行かないところがあります。けれど企業活動や国民生活と密接な関係がある金利。資本主義社会を生きる者にとって金利についての基本的な知識をもつことは不可欠です。



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