前回、経済・金融の基本中の基本である“金利”についてお話ししました。 普段何気なく使っている「金利」という言葉。経済や金融の世界では欠かすことのできない要素です。特にここ数年、国の財政問題が長期金利に大きな影響を及ぼす懸念が何度もいわれてきました。いわゆる国債の大量発行に伴う長期金利の急上昇懸念問題です。
ところで、国債の大量発行問題って何?と思われたあなた!あなたは立派にお金オンチさんです。今やニュースで国債問題が取り上げられない週はないほどトレンド話題の国債大量発行問題。あれだけ不良債権まみれの銀行が破綻しないのもその問題が絡んでいるからにほかなりません。そこで、今回は経済・金融の基本中の基本である
“国債”についてお話します。
1.国債とは何?
国債とは、簡単にいえば国がお金が必要な時に発行する債券のことをいいます。ちなみに「債券」とは、お金を借りるときにその証拠して発行する証券のことです。つまり「借金証書」。主に税収不足から生じる赤字を埋めるために発行される赤字国債と、道路や橋の建設のために発行される建設国債などがあります。
国は国債保有者に対して、購入時に約束した利率の利子を半年毎に利払いし、満期になれば借りたお金を返します。満期の到来する時期は国債の種類によって違います。国債の種類は、いつ満期が到来するかによって以下の4つに区分されています。
| 1年以内 |
「短期国債」 |
| 2〜4年 |
「中期国債」 |
| 5〜10年 |
「長期国債」 |
| 10年超 |
「超長期国債」 |
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日本の場合、10年後に償還される(『お金が返される』という意味)10年物国債が、発行される国債の大半を占めています。
この10年物国債の利回りは、長期金利の指標になっています。すなわち、すべての金利に影響を与えます。したがって10年物国債の利回りが上昇すれば、銀行の貸出し金利も上がる可能性が高くなるわけです。
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