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講師紹介


渋井真帆
(しぶいまほ)

1971年生まれのB型。茨城県出身。現在、金銭教育コーディネーターとして間接・直接両金融分野の実務経験を活かし、講演・セミナーや雑誌等への執筆を中心に消費者へのマネー・リテラシーを啓蒙中。また20代〜40代女性を対象に金銭・投資教育、キャリアアップ支援のためのマネースクール「女のたしなみマネー塾」の主宰も務める。現在夫と2人暮らし。趣味はダイビング、ゴルフ、女性の歴史本購読。





 
■ 第19回
 “GDP”って一体何?  
 


3.GDPとGNP

 ところで、日本経済の成長の状況をとらえる指標として、以前はGDPよりもGNPが主流でした。ちなみに、GDPがGross(全体)Domestic(国内の)Product(生産したもの)、すなわち『国内総生産』であるのに対して、GNPはGross(全体)Nathional(国民の)Product(生産したもの)、すなわち『国民総生産』のことを指します。
 両者の違いもまた、「知っているようで実はよく分からない」経済用語ベスト10に入るのではないでしょうか?

 GDPが「国内で(ある一定期間に)新たに生み出された付加価値」であるのに対して、GNPは「国民が(ある一定期間に)得た付加価値」を表しています。両者の違いをシンプルに言ってしまえば、GDPが「日本人(企業)、外国人(企業)に関係なく国内で使われたお金の合計」であるのに対して、GNPは「日本、海外に関係なく日本人(企業)に使われたお金の合計」であるといえます。つまりGNPの場合、海外にいる日本人や日本企業が使ったお金も含まれますが、日本にいる外国人や企業が使ったお金は含まれません。すなわちGNPの場合、日本国内に居住しているかどうかよりも、日本の人・企業が生み出した付加価値であるかどうか、つまり『誰が』お金を使ったかがポイントになります。

 一方、GDPの場合海外にいる日本人や日本企業が使ったお金は含まれず、日本にいる外国人や外国企業が使ったお金は含まれます。つまりGDPの場合、『どこで』お金が使われたのかがポイントになるわけです。

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