1.歴史と哲学と投資
では、投資のスタイルはどのように決めたらいいのでしょう?一般的には、スタイルを決めるには、まず最初に(1)目的、(2)期間、(3)期待リターン(どれだけ儲かれば満足できるか)を明らかにすることがお約束だといわれています。目的と期間が決まれば、どれだけ儲かれば満足できるのかも自然に決まってくるからです。
確かにこの説は一理あり。ごもっともです。けれど何だか分かったようで分かりません。腑に落ちないのです。目的と期間と期待リターンを決めるのは大切。けれどそれだけで投資で笑う人になれるのでしょうか?疑問の残るところです。
そんな時は、実際に投資で大笑いした人に聞いてみるのが1番です。過去相場で大儲けした人とは誰でしょうか?この瞬間、読者の皆さんの脳裏にもさまざまな人がよぎったと思います。けれど誰もこれから紹介する人物には適わないのでは?その人物とは?そう、それは歴史に名だたるロスチャイルド家5兄弟のひとりネイサンです。彼の名を知らない?ウ〜ン…学生時代に歴史の勉強をサボリましたね。そういうアナタ!悪いことは言いません。これからでも遅くないですから、歴史について再度勉強しましょう!ちなみに現在世界的に有名な投資家や投機家たちはすべて、歴史&哲学好きです。それもそのはず。経済はひとことで言ってしまえば「人間の欲望の集合体」。決算書はその人間の欲望と行動を会計ルールに則って貨幣という共通言語で抽象化したものに過ぎません。人間のこれまでを辿る歴史と、人間の存在の意味そのものに深く迫る歴史や哲学が経済や金融を読み解くのに役に立たないはずがありません。ということで、次回はロスチャイルドのネイサン氏の1851年の行動を追って、投資で笑う秘訣を探っていきましょう。
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