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講師紹介


渋井真帆
(しぶいまほ)

1971年生まれのB型。茨城県出身。現在、金銭教育コーディネーターとして間接・直接両金融分野の実務経験を活かし、講演・セミナーや雑誌等への執筆を中心に消費者へのマネー・リテラシーを啓蒙中。また20代〜40代女性を対象に金銭・投資教育、キャリアアップ支援のためのマネースクール「女のたしなみマネー塾」の主宰も務める。現在夫と2人暮らし。趣味はダイビング、ゴルフ、女性の歴史本購読。





 
■ 第40回
 株式銘柄選定プロセス 4
  STEP4 セクター(業界)はどこ?
 
 


2.なぜセクターの理解が必要なの?

 ところで、なぜ気になる企業のセクターを理解しなければならないのでしょうか?それは、個別銘柄の株価の動きの大半は、セクターリスクで説明できるからです。セクターリスクとは、あるセクターに影響を及ぼすイベント(事象)のことです。セクターリスクの例としてよく使用されるのが、OPEC(石油輸出国機構)の原油価格の引き上げと生産枠の削減というイベントです。このイベントが発表されると、どういうことが起こるでしょうか?自動車、エネルギーなど燃料価格に敏感なセクターは、燃料費の値上がりというリスクにさらされ、利益率が縮小し、株価が下落する可能性が出てきます。

 あるいは金利の引き上げというイベント。これは金融セクター、すなわち銀行にとって不利になります。
銀行のビジネスモデル(儲ける仕組み)は、預金者から預かったお金を企業や個人に貸し出したり、株や債券で運用したりして儲けるというもの。つまり銀行にとって預金者に支払う金利は資金の調達コストであり、金利の上昇は、このコストの上昇をもたらします。このことが銀行の利益にマイナスに働くことは言うまでもありません。

 もし、このシナリオが現実のものになりそうだったらどうする?この場合、金融セクターを空売りすれば利益が取れます。具体的にどの銘柄を空売りするかといえば、セクター内で先頭を行く銘柄を空売りするのがベーシックです。ちなみにセクター内で先頭を行く銘柄というのは、日本の株式市場の場合、各セクターの株価コードがトップの企業ということが多いです。

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