1.上の(3)(4)(5)に気をつけるわけ
気になる会社が属するセクターの生産過程において何に1番コストがかかっているのかを明らかにしたら、次はそのセクターの輸出依存度や海外売上高依存度、さらには景気から受ける影響度などを把握します。
なぜそんなことを気にするのかって?
株価は短期的に見れば需給関係、すなわち売り圧力と買い圧力どちらが大きいかで決まりますが、長期的にはその企業の業績、成長性に集約します。けれどある企業の業績がいいのか悪いのかなんてことは、フタを開けてみなければ分かりません。つまり決算発表の時まで本当のことは分かりません。決算の内容は前期の決算発表時に出した業績予想通りなのか?予想に達しなかったのか?それとも予想を大幅に上回るのか?マーケットの関係者にとって大いに気になることです。
もし業績が予想を大幅に上回っていたら?しかもその情報にまだ多くの人が気付いていなかったとしたら?これは儲けるチャンスです。だからマーケットには企業の業績にまつわる情報が数多く飛び交っています。この情報をゲットして投資活動に役立てようとするのも結構ですが、マーケットを飛び交う情報は正誤入り乱れているもの。万が一誤っている情報を手にして行動したら、目もあてられません。さらに、マーケットには頭のいい人種がいて、自分たちが利するためにわざわざ自分たちに都合のいい情報を流したりします。
仕手戦がそのいい例でしょうか。困ったことに、頭のいい人種は政治家や官僚、有名経済評論家、マスコミ関係者、企業の経営者、証券会社の支店長など広い分野のお友達を持っています。そのお友達たちも頭のいい友人のために、人肌脱ぎます。頭のいい人種のために情報に信憑性を与えたり、広める手伝いをしてくれるのです。皆さん立派な方だけあって、とにかく友人想いです。
そのため何も知らない無邪気な権威主義者ほどこうした情報に飛びつき、まんまと「頭のいい人種とその愉快な仲間たち」のフトコロを潤わせてあげる結果に陥ります。無論、その代わり無邪気な権威主義者のフトコロは寒々しいものになることは言うまでもありません。
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