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講師紹介


渋井真帆
(しぶいまほ)

1971年生まれのB型。茨城県出身。現在、金銭教育コーディネーターとして間接・直接両金融分野の実務経験を活かし、講演・セミナーや雑誌等への執筆を中心に消費者へのマネー・リテラシーを啓蒙中。また20代〜40代女性を対象に金銭・投資教育、キャリアアップ支援のためのマネースクール「女のたしなみマネー塾」の主宰も務める。現在夫と2人暮らし。趣味はダイビング、ゴルフ、女性の歴史本購読。





 
■ 第46回
 決算書よみこなし隊 その1  
 


2.財務界の3大テノール

 決算書は、株式と同じように、人類最大の発明の1つと言われています。専門的には「財務諸表」と言います。財務分析という言葉をよく聞くと思いますが、要は「決算書分析」のことです。
 一般的に決算書と言われているのは、

(1)貸借対照表(バランスシート=BS=Balance sheet)
(2)損益計算書(PL=Profit and Loss statement)
(3)キャッシュフロー計算書(CF)

 の3つです。
 私はこれをオペラのドミンゴたちになぞらえて、「財務界の3大テノール」と呼んでいます。この財務界の3大テノールたちは、それぞれどんなパートを受け持っているのでしょうか。

  • 貸借対照表は、資産と負債を示します。
  • 損益計算書は、収益と費用を示します。ちなみに収益とは、利益、つまり「儲け」のことです。
  • キャッシュフロー計算書が示すのは、現金(キャッシュ)の出入りです。

 それぞれが、3つの違う観点から企業の業績を表わしています。オペラの3大テノールが3人揃って素晴らしいハーモニーを生み出すように、決算書も3つ揃って初めて、単独ではなしえない素晴らしい効果を生み出します。

 よく、「決算書は企業の成績表だ」という言い方をしますが、より正確に言えば、貸借対照表は企業の「健康診断書」で、損益計算書が「成績表」に当たります。キャッシュフロー計算書は、健康診断書のうちの「血液診断」のようなものです。

 


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