2.財務界の3大テノール
決算書は、株式と同じように、人類最大の発明の1つと言われています。専門的には「財務諸表」と言います。財務分析という言葉をよく聞くと思いますが、要は「決算書分析」のことです。
一般的に決算書と言われているのは、
(1)貸借対照表(バランスシート=BS=Balance sheet)
(2)損益計算書(PL=Profit and Loss statement)
(3)キャッシュフロー計算書(CF)
の3つです。
私はこれをオペラのドミンゴたちになぞらえて、「財務界の3大テノール」と呼んでいます。この財務界の3大テノールたちは、それぞれどんなパートを受け持っているのでしょうか。
- 貸借対照表は、資産と負債を示します。
- 損益計算書は、収益と費用を示します。ちなみに収益とは、利益、つまり「儲け」のことです。
- キャッシュフロー計算書が示すのは、現金(キャッシュ)の出入りです。
それぞれが、3つの違う観点から企業の業績を表わしています。オペラの3大テノールが3人揃って素晴らしいハーモニーを生み出すように、決算書も3つ揃って初めて、単独ではなしえない素晴らしい効果を生み出します。
よく、「決算書は企業の成績表だ」という言い方をしますが、より正確に言えば、貸借対照表は企業の「健康診断書」で、損益計算書が「成績表」に当たります。キャッシュフロー計算書は、健康診断書のうちの「血液診断」のようなものです。
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