1.貸借対照表
決算書とは、過去の欲望や行動についての書類です。暗号です。そして暗号を読み解く、つまりこの会社は過去にいったいどういうことを考えて、どういう行動をしてきたから、今に至っているのか…?これがわかれば、将来まで見えてきます。ここまで読み取れてはじめて、決算書を「眺める」ではなく「読みこなす」になれます。
そのためにまずは、決算書を構成する3つの書類のうち、貸借対照表について覚えましょう。貸借対照表は別
名「バランス・シート(B/S)」と呼ばれています。会社の財務や経理部門の人が「うちの会社のビーエスがさぁ…」なんて言っているのを聞いたことがありませんか。この「ビーエス」が貸借対照表のことです。
貸借対照表とは何か。決算時点での、その企業の財産の状況を表わしたものです。キーワードは「決算時点」と「財産の状況」です。
「決算時点」というのは、1年ごとの決算日のことを言います。たとえば毎年3月31日に決算している企業の場合は、3月31日が決算時点になりますし、9月決算であれば、9月30日が決算時点になります。
では、「財産の状況」とは何?とりあえず教科書的に言ってしまうと、現金や預金、商品などの在庫、本社ビルや工場などの「資産」のほか、借入金などの「負債」、資本金などの「資本」を、統一されたルールで表示したものです。負債というのは、ある意味で、マイナスの財産です。今の説明で貸借対照表が理解できたあなた!あなたは天才かも。実は、財務諸表の中で貸借対照表が1番複雑なのです。これに対して損益計算書は、儲けと費用が書いてあるだけですから、実は簡単。貸借対照表がわかれば、もう恐いものはありません。分からなかった人も当然だと考えて、くじけず頑張りましょう。
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