1.損益計算書
前回は、決算書を構成する3つの書類のうち、貸借対照表についてお話しました。投資にしてもビジネスにしても、資本主義社会で行う以上、決算書を読みこなすスキル(あくまでも投資家読みであり、経営者読みです)を有しているかどうかは結果に大きな違いが生じます。だからもっともっと詳しくお話したい!とはいえ、この「クルージング経済学」の連載も回数が決まっています。出来ればもう少し詳しくお話したいのですが、それも叶いそうにありません。ということで、後ろ髪引かれる思いで「貸借対照表」島に別れを告げて、「損益計算書」島へクルージングを進めたいと思います。何だか「沖縄美ら(ちゅら)の島7島めぐり3日間ツアー」のようにせわしい気がしないのでもないのですが、どうぞご容赦くださいませ。
さて本題。貸借対照表は一般的に馴染みがないため、やや取っ付きにくかったかもしれません。でも貸借対照表に比べて損益計算書はやや簡単。売上高が1番上にあって、そこから数々の費用を引いていって最後に1年間の利益を算出する、そして最後にその利益をどう使うかを決める、それだけです。
損益計算書には当期の利益がどうやって上がったかが書いてあります。つまりこの会社の当期利益はどのようにして生み出されたのかの経緯を見るための書類といえます。
損益計算書をつくる目的は2つです。
(1)利益がどのように、どうやって上がったかを見るため
(2)利益を計算するため
損益計算書には、利益額を計算する損益計算書と、それに付随して、利益をどのように使うか説明した剰余金計算書があります。
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