ビジネス道場読者の皆さん、はじめまして!今回からこのコーナーを担当する渋井真帆です。
難しいことを分かりやすく、分かりやすいことを簡単に、簡単なことを面白く解説することをモットーにしている金銭教育コーディネーターです。30歳女盛り!です。どうぞよろしくお願いいたします。
1.日本型雇用システムの終焉
さて、いきなりですが、なぜいまさら経済や金融を勉強しなければいけないのか?それは儲けるためではありません。それなら「お金は全てではない。持ち過ぎると人間をダメにする」などとおっしゃる“儲けたくない人”は、経済や金融について勉強しなくてもいいことになります。
ではなぜか?それは「環境が変わったから」です。第1回目はどのように環境が変わったのか、まずは私たちの身の回りから検証してみましょう。
かつては、大企業に就職すれば老後まで安心と言われていました。年功賃金や終身雇用、充実した福利厚生。かなりまとまった金額の退職金と充実した年金制度!確かに大企業に就職すれば経済的には憂いなしといった感があります。
ただしこうしたシステムは過ぎ去りし日々の楽しい思い出。今や転職は当たり前になり、給与体系も大きく変わりつつあります。右肩上がりの経済成長が当たり前の時代が終わり、よくて横這い、右肩下がりも多々あるという時代に突入してはや10年以上。企業も新しい時代に対応した給与体系を模索中です。
例えば年齢など関係なく仕事の成果によって給料が決まる成果型賃金。これに関連して年棒制にシフトする企業も増えてきています。退職金を前払いする制度を採り入れる会社もあります。もちろん、その理由はできるだけ人件費を抑えるためなのは言うまでもありません。
そして人件費を抑えたいのだから当然福利厚生も薄くなっていきます。そもそも福利厚生制度の重要な担い手であった健康保険組合が、財政難のため存続の危機に遭遇しているのですから立派なプール付の保養所もクローズされてしまうわけです。
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