1.損益計算書
決算書の3回目はキャッシュフロー計算書(CF)です。
キャッシュフロー計算書というのは、財務諸表の中でも比較的新しい注目株です。これが読めないと、会社経営はできません。どの会社でも大切ですが、特にこれから起業する人や、スモールビジネス、中小企業の方にとって、キャッシュフロー計算書の考え方は大切です。
貸借対照表は、お金の使い道とお金の出どころが載っていました。損益計算書は、利益がどうやってできたかが載っていました。
キャッシュフロー計算書は、現金の出入りが載っています。企業活動の中の現金の出入りを示したもの、すなわちお金がどのように創り出されて、どのように使われたかを示したものです。お財布の現金の出入りと同じです。
今は、キャッシュフロー経営がとても注目されています。キャッシュフロー経営の重要性が増しているため、ここ数年、企業にとっても投資家にとってもこの計算書の注目度が高まりました。会社の内容を見る場合、過去一般的には利益額が重視されていました。つまり、損益計算書重視です。けれど冷静に考えてみると、利益とキャッシュはイコールとは限りません。損益計算書は、税金を計算したり配当を決める上で決まりごとに則って計算した指標です。いくら利益が上がっていても、そこに現金が積み上がっているとは限りません。キャッシュを生んでいない企業は、倒産する危険が大きいということをしっかりと覚えましょう。カネがなければ支払不能になって倒産するのは当たり前。また利益は、会社の方針によって出したり出さなかったりという調整がききます。けれどキャッシュは調整のしようがありません。それがキャッシュフロー計算書が、会社の真実の姿をあらわしていると言われる理由です。
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