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講師紹介


渋井真帆
(しぶいまほ)

1971年生まれのB型。茨城県出身。現在、金銭教育コーディネーターとして間接・直接両金融分野の実務経験を活かし、講演・セミナーや雑誌等への執筆を中心に消費者へのマネー・リテラシーを啓蒙中。また20代〜40代女性を対象に金銭・投資教育、キャリアアップ支援のためのマネースクール「女のたしなみマネー塾」の主宰も務める。現在夫と2人暮らし。趣味はダイビング、ゴルフ、女性の歴史本購読。





 
■ 第49回
 決算書よみこなし隊 その4  
 


2.キャッシュフロー計算書は3つある(1)

 キャッシュフロー計算書は、

(1)営業活動によるキャッシュフロー
(2)投資活動によるキャッシュフロー
(3)財務活動によるキャッシュフロー

 の3つに区分されています。この3つがあるということをまず覚えてください。

  このうち、営業キャッシュフローが一番大切です。これは、本業からどれだけのキャッシュを生み出す力を持っているかを示したもので、言わばその会社本来の実力を表わしたものです。営業キャッシュフローは多ければ多いほどよいと思ってかまいません。
 成熟期に突入して、成長が鈍化しつつある会社の場合、営業キャッシュフローが減ってきているとこれも良くありません。営業キャッシュフローが現在はプラスの会社でも、将来に向けた投資が難しくなるからです。先行投資をするキャッシュがなく、しかも成長が鈍化していると競争力が落ちるのはもちろんですが、増資や借り入れをしないと資金ショートして倒産してしまう危険性さえあります。

 だからある会社が、どうも成長が鈍化しているなと思ったら、営業キャッシュフローをチェックすればいいのです。その際、3期か4期を並べて見るとよくわかります。営業キャッシュフローが毎年減っていたり、マイナスになっていたら、これはそのうち倒産するかもしれません。

 投資キャッシュフローは、貸借対照表の固定資産に関係する項目です。固定資産は貸借対照表の左下にありましたよね。どんな状況ならプラスか、どんな状況ならマイナスかをとにかく覚えるのがポイントです。 営業キャッシュフローは原則的にプラスが基本ですが、投資キャッシュフローは将来にための投資なので成長を目指す会社はマイナスになります。逆に業績が苦しい会社は工場を売ったり、店舗を売ったりしてお金を作ろうとしますのでプラスになることが多くなります。こうしたことから、投資キャッシュフローは、どうしてプラスになるのか、マイナスになるのかを調べる必要がありるわけです。プラス・マイナスの理由は、会社のホームページに載っている決算書や投資家説明会で「投資の動向」とかそんな項目を見れば分かります。ちなみに投資キャッシュフローも業種によって特徴があります。


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