1.環境適合するために
前回イントロダクションで、経済や金融の勉強は儲けるためというより環境適合するために必要だといいました(覚えてるカナ?)。「環境適合しなければならない」というセリフは、環境が変わったからこそ成り立つもの。では、環境はどう変わった?なぜ変わった?そもそもここのところがはっきりしなければ、環境適合したくてもできません。
もしくはせっかく進化したとしても、進化の方向性が間違っているため環境適合できなかった、つまり生き残れなかったということも起こりえます。年金不安に気が付いて、老後の生活資金を確保するために投資に目覚めたけれど、株式の短期売買にのめり込んでしまって大損してしまった人などがこれに当たるのではないでしょうか?年金資金を用意するための資産運用ならば長期運用を行うべきなのに、短期売買にはまってしまうとは「進化の方向性が間違っている」ということに相違ありません。
環境はどう変わったか?「年功賃金や終身雇用の崩壊、年金不安に健康保険不安、リストラ不安が起こった」と思われたあなた!残念ながらハズレです。これらは環境が変わった結果起きた現象に過ぎません。つまりわれわれの身に降りかかってきた環境変化とは、年功賃金などをはじめとする旧き良き制度が成り立つ『前提』が崩れてしまったということなのです。
では前提とは何か?その前提はなぜ壊れてしまったのか?それを知るには、ほんの少しだけ過去に遡らなければなりません。ここでちょっとクイズです。今から遡ること13年前、1989年の11月に、ある世界的な大事件が発生しました。その事件をきっかけにして世界は大きく変わりました。では、その事件とは一体何でしょう?
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