2.会社の過去は、5年分の決算書で調べよう
次は、(2)の時系列で変化を見る、です。
人が相手を理解する時、その人の出身地、生い立ちや過去の経歴を聞き出そうとします。会社を転職する時には職務経歴書を書きます。自分は今までこんな会社でこんな仕事をしてきました。そこではこんな成果を上げてこんなスキルを身に付けました。だからこの会社ではこんな成果を上げられるはずです、というふうに自分の価値を説明する時はある程度遡って過去の経歴を説明するはずです。去年こんなことやってました、というだけの人はいないと思いますし、それだけで採用してくれる会社もないでしょう。企業も然り。現在に至った経緯を理解するために、ある程度時間をさかのぼって見ることが必要です。
数年前から見てよくなっているのか、悪くなっているのか、あるいは勢いがあるのか、衰退の方向にあるのかというのを意識して、2〜3年、できれば5年ぐらいの決算書を見て、変化をつかむことが大切です。上がった結果が今なのか、それとも下がった結果が今なのかというのを見るために、過去を見る必要があるのです。たとえば今期の利益が10億円でも、5年前に100億円だったのが10億円になったのと、1億円だったのが10億円になったのとでは、天と地ほどの差があります。
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