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講師紹介


渋井真帆
(しぶいまほ)

1971年生まれのB型。茨城県出身。現在、金銭教育コーディネーターとして間接・直接両金融分野の実務経験を活かし、講演・セミナーや雑誌等への執筆を中心に消費者へのマネー・リテラシーを啓蒙中。また20代〜40代女性を対象に金銭・投資教育、キャリアアップ支援のためのマネースクール「女のたしなみマネー塾」の主宰も務める。現在夫と2人暮らし。趣味はダイビング、ゴルフ、女性の歴史本購読。





 
■ 第10回
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1.金融商品選択の3原則

 前回紹介したマネー・リテラシーについて、今回もひとつ冒頭でご紹介したいと思います(マネー・リテラシーはたくさんありますから、機会があれば少しづつ紹介していきたいと思います)。

 金融商品を選ぶ時に、実は絶対守るべき3原則が存在することをご存知でしょうか?(1)目的。たとえばマンションを買いたい、老後の資金にしたい…といった用途です。(2)期間。10年後にマンションを買いたいなら10年間、といった用途です。(3)期待収益(リターン)。これはいくら儲かったらよしとするかです。

 たとえば10年後に5000万円のマンションを買いたいと考えた人がいるとします。ちょうど手元には余裕貯金が500万円あります。すると、目的は家の購入、期間は10年、収益リターンは10倍となります。話は少し逸れますが、10倍と聞いてそんな金融商品あるの?と思われる方もいると思います。けれど、けっこうあります。例えば株式ならば、有名なところではユニクロ、良品計画などがそうです。ソニーでさえ3倍くらいになっています。IT銘柄はバブルだったので除くとして、10倍は難しいとしても3〜5倍くらいはザラにあります(これもマネー・リテラシーとして知っておくべきことのひとつ)。

 目的や期間を決めなければいけないことは知っているよ!とおっしゃる方もいると思います。けれど、知識として「知っている」と、実践で「使いこなせる」かは別の話。知識を使いこなすには知恵が必要です。ビジネス道場の読者の皆様は、雑誌やTVでたくさんの情報を得ていると思いますが、いくら仕組みやハウツーを情報として知っていても、それを本当の意味で活かしていない人が多いのでは?と思います。資本主義ジャングルを生き抜く上でいちばん必要なのは、『知恵』です。そして知恵は想像力を働かせないと出てきません。

 ひとつの数式を与えられたとき、原理を理解して応用編を自分でつくる想像力がなければ、知恵は身につきません。実際に自分の老後はどうなるのか?自分はどういう人生を作っていきたいのか?そのためにはいくら必要なのか?想像力を働かせて自分の人生&マネープランを明確に立て、そこから期待収益を具体的に求められてはじめて、「知っているよ!」と口に出していうことが出来るのです。

 期待収益が分かれば、後はその期待収益をもたらす可能性の高い運用スタイルと、そのスタイルを実現する金融商品を選択すればいいだけです。金融商品の選択方法については後日ご説明させていただくつもりですが、例えば期間10年、期待収益10倍のときに投資信託を選択するのはあまり賢い選択肢とはいえません。特に、今流行りの外国債券に投資する投資信託でお金を運用しようと選択したら、その人は極めて理不尽な人といわざるを得ません。「理不尽は必ず泣きを見る」…これは、キャプテン・マホが銀行、証券の両金融の現場で得た経験則です。期間10年、期待収益10倍を狙うのであれば、やはり選択肢は株式になると思います。これが期間30年、期待収益10倍であれば投資信託でも構わないかもしれません。



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