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【生活編】
『住宅事情』
海外へ来てまず探さなければならないのが住居だと思います。ここオークランドは近年の景気の良さを反映して、他のニュージーランドの都市に比べ徐々に高くはなってきています。それでもフラットで週$100〜$150程度が相場で、日本円にすれば大体6,000〜9,000円程度です。言い忘れましたが、こちらでは家賃は週単位で計算します。ただ毎週支払っていては面倒なので通常は2週間なり4週間なりをまとめて支払います。
フラットというのはこちらでは最もポピュラーな生活形態で、これは一軒家、もしくはユニット(日本で言うアパート)などを数人で借りるものです。もちろんベッドルームは別ですが、キッチン・リビング・バス・トイレなどは共有です。共同生活することで経費を抑え、また異文化交流もできるというメリットがあります。ただ他人であり、また国籍も生活習慣も違う人同士が同居するだけに、問題が起こり易いのも事実です。
よく情報センターなどのフラットメイト募集の掲示欄に、$120/w.incl expとなっていて、これは家賃が週$120で電気・ガス・水道等の諸経費込みという意味になります。これがexcl expだと、諸経費は別途になりますので注意が必要です。よくこの諸経費を割り掛けるところで問題が発生し易いので、こちらでフラットを決める際にはincl expをお薦めします。
この国では使った後のトイレの戸は開けておくのです。別に匂いを外に出すというわけではありません。こちらでは使っていないときの部屋の戸は開けておく習慣があるのです。使っていて、人に入ってきて欲しくない時のみ閉めます。ですからこちらの人は戸が閉まっていると誰かが使っているから入ってはいけないんだと判断します。日本ではトイレの戸を閉めて出てこなかったら怒られますよね。
また、この国ではお湯は非常に貴重品です。特にこの国は電気が中心でガスはあまり普及しておりません。日本ではガス湯沸し器は当然のものですが、こちらは電気温水器です。つまりタンクに水を溜めてそれを電気で温める方式です。ただこのタンクが小さい!5人程度で共同生活していれば、シャワーは1人5分以内が当たり前。女性にとっては慣れるまでが大変ですが、1人でもそれ以上お湯を使ってしまうと誰かが途中で水になります。夏ならまだいいのですが、これが冬だと最悪です。悲鳴を上げることになります。夜中にとなりの家から悲鳴が聞こえた時は、水に変ったんだなと思ってください。
共同使用ということで言えば、食品棚と冷蔵庫です。やはり節約の為ほとんどの人が自炊します。各個人が調味料や野菜などの食品を1週間分ほど買い込みます。フラットは通常一軒家ですが、フラットのために建てられているわけではなく、一家族を基準として建てられていますので、そんな住人全員が別々の食材を買いこんで来て保管するスペースは大きくはありません。冷蔵庫も通常1つです。これがバトルの始まりです。最初は棚など境界線を張るのですが、時が経つにつれ徐々にこの線を侵す人が出てくることがあります。また国籍が違えば食べるものも違いますので、例えば韓国人であれば冷蔵庫にキムチが入ってきます。その香りが冷蔵庫に充満するといったこともあるようです。
このように海外で文化の違う人々と共に生活するということは思った以上に大変ですが、その反面多くの経験を積むことができ、今までとは違った観点で物事を見つめることができるようになるというメリットも非常に大きいですから、是非一生に一度は海外生活をして頂きたいと思います。海外に限ったことではなく、人生全ては経験ですし、どこへ行っても結局は本人次第だということは常に肝に銘じておくことが必要です。
執筆:ルミ部屋黒一点の盛田
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