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案内人紹介


鳥塚ルミ子
(とりづかるみこ)

1972年生まれのB型。埼玉県出身。リフレクソロジーに自分の可能性を賭け、2000年7月ニュージーランドへ渡航。現在、オセアニアにリフレクソロジーサロン「Rumikoの部屋」3店経営。その他、海外研修のプログラムや、英語を学びながらリフレクソロジーを学びたい人向けの様々なプログラムの企画・運営をしている。



http://www.rumiko.co.nz


   ■第11回 オセアニア    
 

【生活編】
『ニュージーランド的広告』

 日本を離れて、海の向こう側から見てみると、日本は便利さにおいて一流だと改めて感じます。何が1番かと言うと、それは情報量の多さです。ありとあらゆる情報が四方八方から入ってくる日本の環境は、今思えば魅力的です。
 ニュージーランドでは、自分から行動しない限り、情報はなかなか入ってきません。自分の求めてる情報は自分で探すのが基本姿勢です。その際に頼りになるのが各企業・団体が発行してるパンフレットや雑誌の広告、各種掲示板です。お国が違えば広告の方法も少なからず異なるようです。消費者の目線でニュージーランド的広告をご紹介したいと思います。



 まず、ニュージーランドの広告で1番戸惑ったのが料金の提示がないこと。
 まずは、広告で品物や企業のイメージを印象づけるのに、料金を提示するのは下世話なのでしょうか。パンフレットやカタログには料金が提示されているのは非常にまれです。その代わり、24時間受け付け可能の問い合わせ先のフリーダイヤル番号が目立つように必ず記載されているのがニュージーランドスタイルです。つまり、興味を持ったら自分から問い合わせない限り、詳しい情報が入って来ないのです。
 効率が悪い気がするのですが、コミュニケーションを大切にするお国柄でしょうか。料金を確認したくて問い合わせると、おまけにセールストークも必ずついてくるのです。正直、電話の対応が感じがいいと「購入してみようかなぁ」と思うので、賢い広告なのかもしれません。

 また、街でおもしろい広告を見かけることがあります。ニュージーランドスタイルでは、看板やオブジェなどではなく、チャリティーコンサートをはじめとして、生身の人間がキャンペーン活動しているのです。私が見かけたおもしろい人間広告をいくつかあげてみます。

【街にラガーマンが突然出現 → スポーツパブの宣伝】
 スポーツパブへ行く事は、ニュージーランドではポピュラーなナイトライフです。特にラグビーの試合がある日は人気のスポーツパブは大賑わい。大きな試合が行われる昼間に、ラガーシャツを着た数人のラガーマンが目抜き通りに突如現れ、通りでラグビーボールのパスをはじめました。目を引いたら、集まった観衆にドリンク1杯無料券と店の案内を配って退散。

【ミニコントでキャンペーン → 新発売の栄養ドリンクの宣伝】
 地元っ子の待ち合わせに利用される広場にある喫茶店でくつろいでいると、疲れた感じのサラリーマンが階段から倒れて、皆びっくりして静まり返りました。人のいい人は、派手に転倒した際にばら撒いてしまった書類を拾ってあげる人の姿も・・・。そこへサイレンを鳴らしたレスキュー隊が登場して「大丈夫か?」「いや〜最近疲れ気味で」「ダメじゃないか、これを飲むといいよ」っと新発売の栄養ドリンクを渡し、元気になったサラリーマンが活き活きと仕事に帰っていくといった内容のミニコントを繰り広げ、楽しませてくれます。やはり最後に試飲用を観衆に配り退散。

 日本でも、色々な種類の広告を目にするけれど、このように人間を使っての広告キャンペーンは珍しいのではないでしょうか。少々悪ふざけすぎるところもありますが、注目度は非常に高いです。現に私も、おもしろ人間キャンペーンに遭遇すると、決まって友人に話しますので、口コミ力も高い。そして最も賢いのが、広告料がほぼ無料というところでしょう。人を使ったキャンペーンですので、もちろん人件費はかかりますが、小規模の企業は、ほとんどが特別雇ったのではなく会社のスタッフが出演してるのでしょう。人目を引く目抜き通りの看板広告掲載料と比較すると低コストですみます。

 「RUMIKOの部屋」でも、ゴールドコースト店がオープンしたてのセールス活動では、スタッフがサロンの制服を着て、連日のように各関係機関を挨拶まわりしたのですが、そのファッションが街でちょっとしたブームになったことがあります。

 日本の都市とちがって、街の規模が小さく、情報が溢れていないニュージーランドやオーストラリアでは、口コミの影響力は絶大なのです。その為、アイディア広告で一気に人目を集めたら、それを裏切らないサービスを提供していかないとすぐ閑古鳥が鳴いてしますのです。そう、何よりも口コミがこちらでは1番の広告塔なのです。


執筆:オークランド店 YUKI

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