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講師紹介


大木ヒロシ(おおきひろし)

ジャイロ流通研究所・所長。「商業界」「ファッション販売」などで執筆多数。現場取材を中心にした講演は具体性が高く、実効性が高い。講演回数は年間150回を超える超人気コンサルタント。大手企業から中小商店までの数多い成功事例を持つ。日本商業コンサルタント協会専務理事。

【質問はこちらまで】
monday@bizdo.jp


 
 ■第1回
 『給料は誰がくれるのか?』
 
 

(1/3)

1.給料はだれがくれる

 「給料は誰がくれるのか?」と問われて、「社長や会社」だというのではちょっとお話にならない。支給の形態ではなく、給料の源泉は何か?という話しである。

 会社や社長がどんなにか金を持っていても払う一方ではやがて資金は底をつくことになってしまう。

 少し気の効いた営業員・販売員なら誰でも「給料はお客が支払ってくれる売上の中から得られる」と考えている。すなわち「給料はお客がくれる」ということになる。  

 しかし、この答えも質問の本質から見ると正解とは言い難い。この場合、お客の立場にたって考えてみると分かる気がする。

 例えば、「あなたに給料をあげたくて買う」というお客が1人でもいるだろうか。あなた自身、「営業員や販売員に給料をあげたくて買い物した!」ということがいっぺんでもあるだろうか。

 お客からすれば「あなたに給料をあげたい」などとは決して思ってはいない。なのに、営業員・販売員のあなたが「給料はお客がくれる」と考えていたら、お客と営業員・販売員の考え方はまるで逆ということになってしまう。

 お客との意識の違いに気づくことも無いまま営業員・販売員そして経営者までの多くの人が「給料はお客がくれるはずなに、最近はくれなくなった。それはきっとお客が不景気のせいではないか」と思っているとしたら打つ手は無くなり、残るのは単なる景気回復頼みと神頼みしか無いということになる。

 お客の思いを無視して一方的に「給料はお客がくれる」などと言う非常識が常識のように会社に蔓延していれば業績なんか上がるはずも無い。

 

 

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