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1.お客様はお客様につながっている
類は友を呼ぶという。友人同士と言うのは共通の話題や趣味を持っていることが少なくない。そうした話題は共通性のある者同士の間を伝播していく。
噂ということである。時として噂の伝播は驚く程に早く、広範にめぐる事がある。
かなり旧聞に属するが、Aという名の酒場で開店一周年記念として、その日の来店者全員に予告無しにウイスキー1本をプレゼントし大いに驚きかつ喜んでもらおうという企画があり、それを、店主がお客に「ここだけの話、10日後の火曜日は開店してちょうど1周年なので、来店の方全員にウイスキーをプレゼントします。店に来た人に突然のプレゼントということで驚かせる企画だから、内緒だけど貴方にだけは話しておくよ。10日後の火曜日には是非お越しなさい」と伝えた。
それを聞いたお客は翌日、会社で仲の良い同僚2人に「ここだけの話だけど、A酒場に10日後の火曜日に行くとウイスキー1本がもらえる」と話した。
それを聞いた2人はその日に各々が別の2人に「ここだけの話」を伝えた。この話はこの時点で7人が知るところとなった。
その翌日、2人から聞いた4人が各々2人に話し、新たに8人が知ることになった。
3日目には8人が各々2人に話し、4日目には16人、5日目には32人になり、6日目には64人、7日には128人、8日後に256人、10日後には計算上はなんと1024人なってしまう。実際にも700人を越える人が店を取り囲む結果になってしまった。
事態に驚いた店主は店の表戸をかたく閉ざしたまま裏口からほうほうの態で逃げ出して、2度とその町には戻ってこなかったらしい。驚くばかりの噂の伝播力だ。
たった、1人から発した「ここだけの話」がわずか10日で1024人に増えてしまった。こうした、人づての噂を貴方自身の営業促進に活用できたとしたら、これは物凄いことになる。
お客様からその友人知己に伝えてもらう。そしてその友人知己の方々からその友人知己の方々に伝わるという仕組みができたら、お客様が自動的に増加することになる。
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